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DoA『16人の救世主』
客室エリア / 客室3号室-みこうり-ベルト
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3巫巫巫瓜巫巫巫3 27-Dec-20 08:39 PM
「素晴らしい~!  そう、それこそが真実なのでございますよぉ!  人は言葉を口にするたびに欺瞞にせずにはいられない!  けれど死に! 消滅に嘘はないのでございますよォ~~~ッ」
「けれどトイ様は『ただ生きるだけ』とおっしゃいました……  あれは嘘だった?  それとも、滅びのために生きていた?  あるいは、願いを知らなかった……?」
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死ベルト@3号室 27-Dec-20 08:44 PM
「そ■だ……死■!ここま■来■ら■■一つだけ!わた■の願い叶■な■な■、全■わ■し■同■■■ろに■ち■こい!■■■……!!!!」
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3巫巫巫瓜巫巫巫3 27-Dec-20 08:45 PM
「しかし、雪はイヤですねえ……  雪には嫌な思い出しかございません……  どちらかというと、全員焼死が鏡の好みでございます!」
「やれやれ、あの男また関係ない救世主を裁判に引きずり出して!  他人頼りで戦うとは、恥ずかしくないんでしょうかねえ~!」
「おっと! 我々が言えたことではありませんでしたね!  ホホホホホ……!」
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死ベルト@3号室 27-Dec-20 08:53 PM
「…………■■■■………………■■■■■!!!!!」もはや召使いの一人もいない。亡霊も屍も全て失った一人の女王は、茨の手で床を叩くだけ。
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3巫巫巫瓜巫巫巫3 27-Dec-20 08:56 PM
「しかし、癒やしの力を持つほうを先に崩しにきましたか……  この鏡を氷漬けにして砕いたやり口を、再演しようというわけですね!?  鏡、真実業腹(マジギレ)でございますよぉ~!」
「ほう、あの杭は……  童貞も童貞で、戦い方を敵から学んだということですか! 生意気でございますねぇ!」
「生意気も生意気、気に食わないも気に食わない……  戦いを通して、精神的だったり物理的だったり、変化しちゃって成長しちゃってもう!」
「戦いは死のやりとりにすぎないというのに……  何かを得たつもりになって楽しいですかぁ~!? まったく不快不快にございます!」
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死ベルト@3号室 27-Dec-20 09:03 PM
「■■……■せッ!罪に濡れ■者共■……!終わ■だ、■滅だ!そ■だけ■か残■ないのが真実■あ■■いい!」
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3巫巫巫瓜巫巫巫3 27-Dec-20 09:10 PM
「なぁぜ泣く……  なぁぜ泣く……!」
「死ぬのが怖いのか……? 死を齎すのが怖いのか……!?」
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死ベルト@3号室 27-Dec-20 09:11 PM
「…………………」
焔が静かに燃えている。
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3巫巫巫瓜巫巫巫3 27-Dec-20 09:13 PM
「血と泥に塗れた 己の醜さに……  いまさら気づいたような顔を、何度も繰り返す!」
「ああ馬鹿馬鹿しい、馬鹿馬鹿しい……  この点においてはティモフェイのほうが、まだ評価できるというもの!」
「そうだ!」
「お前たちは化け物だ! 鏡に劣らぬ化け物だ!」
「その醜さに食われて死ぬがいい! 哀れ惨めに死ぬがいい!」
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死ベルト@3号室 27-Dec-20 09:39 PM
──救世主同士の裁判は、決してじゃれ合いではない── ──殺してしまう、その可能性もあるのにか── ──8号室の相手はどうだ── 灰が散る。雪のように。
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3巫巫巫瓜巫巫巫3 27-Dec-20 09:40 PM
「男が杭で、女が毒ですか……フフ、あえてでしょうかね?」
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3巫巫巫瓜巫巫巫3 27-Dec-20 09:48 PM
「今更ですけど、これどっちを応援したらいいんでしょうねえ~  いえ、どっちにも死んで欲しいんですが……あえて的な話で……」
「六号室に勝たれても負けられてもヤダな~」
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死ベルト@3号室 27-Dec-20 09:50 PM
「■■■■■■、■■■■■■………死ぬ■き……罪……人■………■……■■■■……………偽■だ、こん■ ■■■………」
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3巫巫巫瓜巫巫巫3 27-Dec-20 10:21 PM
「………………。」
「そうだ…………」
「お前は…………」
「存在自体が……」
「罪………………」
「お前は…………」
「………………」
「鏡は………………」
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死ベルト@3号室 27-Dec-20 10:25 PM
「……フン」
「罪?それは……奴らが定義することではない。」 「罪とは、偽りであり、嘘であり、真実でないもの。そうであるべきでないもの……」 「このわたしより……美しいことだ。」
「だから……」
「だか■、奴■死ぬべ■!奴ら罪人■……!■■■■、■■■■■!それが■■■!■■■■■■■………!!!■…………■■■■……………」
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3巫巫巫瓜巫巫巫3 27-Dec-20 10:29 PM
「ホホホ……!」
「急に流暢に喋りだしたからちょっとびっくりしちゃいましたよ、ドブス!」
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死ベルト@3号室 27-Dec-20 10:30 PM
「■■■■!!!!!!!!!!」(割る)
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3巫巫巫瓜巫巫巫3 27-Dec-20 10:30 PM
「アアアアアアアア!!!!!」
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死ベルト@3号室 27-Dec-20 10:30 PM
「■■■■……!!!!」(集める)
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3巫巫巫瓜巫巫巫3 27-Dec-20 10:30 PM
「なんなんだこの人」
「まあアレですね、ずっとテンション高く叫んでいると、さしもの鏡も疲れるというわけです」
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3巫巫巫瓜巫巫巫3 27-Dec-20 10:39 PM
「おや」
「おやおや」
(それとなく隣に意識を向けた)
「そうなんですよね……」
「なんであれが、お気に入りなんでしょうね?」
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死ベルト@3号室 27-Dec-20 10:42 PM
「   」 …………
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3巫巫巫瓜巫巫巫3 27-Dec-20 10:43 PM
「やれやれ」
「これだから、負けるってのは嫌なんだ……」
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死ベルト@3号室 27-Dec-20 10:44 PM
──鏡の女王の亡者 アイアンメイデンのような鉄のドレスに身をまとった、黒い異形の亡者。 周りの全てを殺そうとする。自分より美しいように見える全てを。 『死んだ者は、美しさの順位から外れる』故に、それはもはや何一つ、美しくもないのだから。 醜く歪みきったそれにとって、鏡を、自分の記憶を見ることは、もはや……
紫の焔が吹き荒れている。
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3巫巫巫瓜巫巫巫3 27-Dec-20 10:44 PM
「美しい思い出として、消費されたくはないし  美しい物語とやらの、端役で終わりたくもない……」
「だからこうして、戦ってきたというのに」
「まあ、アリシアの出番はなさそうで何よりかな。  鏡を鏡で映しても、何も映らないもの」
「いやまあしかし、まあしかし」
「幻とはいえ、偽物とは言え」
「醜い醜い女王様がああして狂っているのを見られるのは、鏡には真実、面白うございますよぉ! ホーホホホ!!」
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死ベルト@3号室 27-Dec-20 10:50 PM
「………………」
「■ ■ ■ ■ ! ! ! ! ! !」
悪役が辿る運命はいつも一つ。童話の終わりは短く一文。姫も王子もいない世界でも変わりなく、その理は常のまま。
断末魔の叫びのように、あるいは末期の踊りのように、蔓延る茨が燃えてうねる…… うねり続ける。
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3巫巫巫瓜巫巫巫3 27-Dec-20 10:53 PM
「ホーホホホ!! ホホホホホホホ!!!!」
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3巫巫巫瓜巫巫巫3 27-Dec-20 11:31 PM
「あ~はいはい また友情ごっこですか~ 飽きませんねえ~」
「鏡は鏡だし 壊れたくもないし、覚えていてほしいとも思わないなあ  下手に覚えられてると、誰かさんみたいに『きれいな思い出』にされちゃいますからね」
「ああ、でも」
「破片が、傷が、残っていれば……」
「痛みとともに、思い出してもらえる。  それは決して、きれいな思い出なんかではない」
「ホホ……」
「童貞よ……お前を見ていると腹立たしくなる理由が、わかりましたよ」
「童貞、お前は今までずっと、問いかけに『正しい答え』を返し続けてきた……!」
「しかしああしかし!  お前は問いかけから逃げた!  答えられなかった!  もはや卑しい鏡と同じだ!」
「ホホ……ホホホホホ……!」
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3巫巫巫瓜巫巫巫3 27-Dec-20 11:53 PM
「あ、そういうことできんの? ウケますね」
「なんで今さらできるようになったんですか?  やっとできたねって褒めてあげるべきなんですかねえ?  別に心から愛して無くたって……  フリだけでもそうしてやってもよかったんじゃないですかぁ?」
「ま、鏡は鏡なんでわかりませんけど!」
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死ベルト@3号室 28-Dec-20 12:12 AM
「……そら、見ろ……」 「わた■の言っ■こ■が、真■■った……」 「お■■進む■は、そうい■こ■だ■■」 「……フフ、ハハハハ、死■が■る……■人■出■ぞ…………」
「落■てくれば■い、わた■の所ま■……」
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3巫巫巫瓜巫巫巫3 28-Dec-20 09:16 PM
「くっふふ……  まさか鏡のリクエストを聞いてくだすったわけじゃあないでしょうが……  なかなか面白い見世物ですねぇ……!」
「女王様の炎が、死せる者の凍てつく炎なら……  彼の毒の炎は、生きるために奪った炎……  死者と生者、過去と未来のぶつかりあいというわけですねぇ……」
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3巫巫巫瓜巫巫巫3 28-Dec-20 09:29 PM
「おや……」
「これは……決まりましたか……?」
「チッ……」
「弱々しい小娘のフリをするんじゃあありませんよォ~!」
「そうです! 立ちなさい! もっと鏡を楽しませなさい!  戦いによって己の意味を証明するのです!」
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3巫巫巫瓜巫巫巫3 28-Dec-20 10:03 PM
「思わず手に汗を握ってしまう展開ですねえ~~!  もっとも、鏡に手も汗もないのですが……!」
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3巫巫巫瓜巫巫巫3 28-Dec-20 10:34 PM
「ああ」
「死ぬのですね、  トイトロール」
「いいじゃないですか、もう十分じゃあないですか!」
「だってあなたは抱きしめてもらえた!  血まみれの腕で抱きしめてもらえた!」
「十分に生きた!  十分に殺した!  それ以上何を望む!  それ以上何を浪費する!」
「さあ死ね!  ばらばらになって死ぬがいい!  こなごなになって死ぬがいい!」
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死ベルト@3号室 28-Dec-20 10:40 PM
「……た、■また………  たまたま……美■く……生まれ■だけの……者……」
「死……■■!■■がい■!■れが真■■……!救い■どない……!死■だけ■………!!■■■が■■■■!!!!!」
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3巫巫巫瓜巫巫巫3 28-Dec-20 10:47 PM
「忘れてしまえ……  忘れてしまいな、小鴨チカ!」
「過去に生きていた誰かなど、どこかの国の誰かなど……  傲慢なお前は、『美しい物語』にしてしまう」
「『美しい物語』など、鏡はまっぴら!」
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3巫巫巫瓜巫巫巫3 28-Dec-20 10:57 PM
「…………」
「死んだか」
「ホホ……ホホホホハハハハハハハ!!!!!」
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死ベルト@3号室 28-Dec-20 11:00 PM
「ハ………フハハアアアアアアア■■■■■■!!!!!」
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3巫巫巫瓜巫巫巫3 28-Dec-20 11:01 PM
「愉快愉快! しかし腹立たしい! 恵まれすぎている!  これがみにくい怪物の死に様か!」 (edited)
「やめろやめろ! 今更愛のあるフリなどするな!  人の真似事などするな!」
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死ベルト@3号室 28-Dec-20 11:04 PM
「■■モ……」 「フェ……■………!」 「■……■■■……ティ……モ、フェェェイ………!!ウウウ……アアア■■■…………!!」
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3巫巫巫瓜巫巫巫3 28-Dec-20 11:10 PM
「チッ……! やめろやめろ……!  そんなものを美しいとは認めない……!」
「オールドメイドゲームですら……無数の命が必要なのだ……!  ひと一人の魂を支払って……! 怪物一人の死を支払うだけで……!  美しいものが現れると思うのか……!」
「特別な死! 必要な犠牲!  そんなものは人が心を慰めるために生み出した幻だ……」
「ただのくだらない物語だ」
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3巫巫巫瓜巫巫巫3 28-Dec-20 11:26 PM
「だってねえ……」
「女王様が焼けた靴でダンスを踊っても  鏡が粉々に砕け散っても」
「なぁ~んにも 残りはしなかったじゃないですか ねえ?」
「奇跡などありはしない!  涙で癒える病気はない……  怒りで殺せる竜はいない!」
「支払いと、その対価だけがある!」
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3巫巫巫瓜巫巫巫3 28-Dec-20 11:44 PM
「…………」
「終わりましたね~」
「覚えてます?」
「鏡の言ったこと」
「この戦い、素朴な者が勝つのかも知れない、って」
「鏡は実は未来の真実までも言い当てられていたのかもしれませんねぇ~!」
「あ、こいつら!」
「なんか、きれいに終わろうとしてますよ~!!」
「ここぞとばかりに、いい人になろうとしてますよ~!!」
「みなさ~ん! こんな無法が許されると思うんですかあ~~!?」
みなさーん みなさーん みなさーん(エコー)
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死ベルト@3号室 28-Dec-20 11:51 PM
燃えゆく炎は、意味のある言葉を返さない。
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3巫巫巫瓜巫巫巫3 28-Dec-20 11:51 PM
「も~ 無口になっちゃって……」
「ハァ~」
「さっきまで饒舌だったような気がするんですけどねえ!」
「ねえ女王様~~~」
「来世でもなんでもいいんですけど、次のチャンスがあったら……」
「いやまあ、そんなものはないんですけど」
「人を妬まない、素朴な女の子になってみませんかぁ?」
「そうしたら…………」
「多分卑しい鏡じゃなくて、優しい王子様が隣に立ってくれますよ!」
「それなら次は、勝てますって~! きっと!」
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死ベルト@3号室 28-Dec-20 11:58 PM
「…………………」
「い■、ない………………」
「わた■が」
「わたしが、欲し■■は………」
「王子■も、勝■でもない…………」
「………………」
「■■の■■■。■■。  ■■■■……………………」
「…………」
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3巫巫巫瓜巫巫巫3 29-Dec-20 12:01 AM
「ホホ」
「なぁ~に 真実(ほんき)で答えてんですか」
「心配なさらずとも、女王様は何度生まれ変わろうが……  ずっとずっと心も見た目も、ドブスのままですよォ!」
「優しい女の子にだなんて、真実(マジ)ありえな~い!」
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死ベルト@3号室 29-Dec-20 12:05 AM
「………■■■■…………!」
紫炎がごうと燃え上がり。
しかし、それは、己以外を焼くことはなく。
「……………■■、■、■■…………」
「………■■……………」
「…………………」
灰が荒ぶ。雪のように。 焔が燃えた跡に残るもの。
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3巫巫巫瓜巫巫巫3 29-Dec-20 12:14 AM
「そして醜い醜い女王様は、永劫に卑しい鏡に付きまとわれて  弱みにつけいられ、利用される……」
「こんな救いのない、くだらない物語はどうですか?  あなた好みですか、女王様?」
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死ベルト@3号室 29-Dec-20 12:16 AM
「………鏡よ、鏡」
「わたしはな…………」
「それでよかったよ」
「それが、わたしの、」
「■、■……………」
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3巫巫巫瓜巫巫巫3 29-Dec-20 12:17 AM
「やめなさい」
「そんなことは、口にしてはいけない」
「魔法が解けてしまうから」
「あなたは醜い女王で」
「アリシアは、歪んだ真実の鏡」
「そうでなくてはならない」
「わかるでしょう?」
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死ベルト@3号室 29-Dec-20 12:25 AM
「魔法は、もう解け■よ」 「ど■にも、ない……」 「黒に近づ■た髪、白■幼い肌、揺ら■■瞳……」 「美しさ……お前の、■■の………」
「だ■ら」
「も■…………」
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3巫巫巫瓜巫巫巫3 29-Dec-20 12:31 AM
「違いますよ。  そんなものは、魔法じゃあない」
「真実の鏡をやって、そこそこ長いアリシアに言わせてもらえば」
「真実なんてものは、あやふやにしておいたほうが世の中うまく回るんですよ」
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死ベルト@3号室 29-Dec-20 12:44 AM
「……無知の方が聡くあ■る。愚■にならずにいら■る」 「■■を知■尽くしたわたしは、それ■も愚か■女王だった。それが■■だった」 「でも………」
「わた■が、望ん■ことだ……」
「そう■った。それ■よ■■た。関係■い。そ■■けだ」
「■れだ■…………」
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3巫巫巫瓜巫巫巫3 29-Dec-20 12:48 AM
「はあああ~~~~」
「わかってんですか?  ブスで空気の読めない馬鹿って、最悪の二重奏ですよ」
「まあ、しょうがないのか……  だって言いますもんね、  馬鹿は死んでも治らないって!」
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死ベルト@3号室 29-Dec-20 12:49 AM
「そうだな……」
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3巫巫巫瓜巫巫巫3 29-Dec-20 12:50 AM
「ティモフェイといい、女王様といい、  遅いんですよ、今更……」
「その真実に向き合っていれば、  こんなところに来ないですんだ……  どこかで少しマシな、何かができた」
「もう何もかもが遅い……  そんな事に気づきたくなんて、なかったでしょうに」
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死ベルト@3号室 29-Dec-20 12:57 AM
姫になることを望まなければ。変化を望まなければ。今のままでいいとさえ、思えたのなら。偽りの中で生きられたなら。 「……そ■、だ■…………」
「だが………」
「……わ■しは、わた■に、鏡の女王に」
「後悔はない………」
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3巫巫巫瓜巫巫巫3 29-Dec-20 01:09 AM
「あ~~~~~~!!」
「最後だからってそういう  ちょっと悟ったようなことだったり、  きれいっぽいこと言うのは禁止禁止!!」
「戦いから解放されて心があの青空みたいに澄み渡りまちたかぁ~~~? よかったでちゅねぇ~!」
「もうあんたみたいなブスは知らねーから!!  来世(あると仮定して)は一人で寂しくやってな!!」
悪い子のところには、サンタクロースが来ないように、
真実を知る子には、真実の鏡は訪れない。
だから、あやふやにしておけと言ったんだ。
キラキラと輝く真実の鏡は、人の弱さにつけいり、破滅をもたらす悪魔の破片。
自分の気持ちを認め、迷いをなくした者に、邪悪な魔法はもう通じない。
だからこれで終わり、この物語は、これでおしまい。
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死ベルト@3号室 29-Dec-20 01:50 AM
「……い■■……」 「いやだ……!」 黒焦げの茨の一本が、かろうじて鏡にまとわりつく。 「わた■が……そう簡単に変わっ■と思 ■か?」 「最後に■ったか■急に理解するな■などと、そ な終わ■方を ると思う か?」 「…… 憎い、生き いる奴らが憎い。まだこの世にごまんといる、わた より美し 者たちが憎い。  そいつらを殺し尽くす で、死ん も死んで るものか。救済などいる のか。たとえわたしが死んで ても、そう願ってや のだ……!」
「わた ずっと うだっ た!これ からも! 鏡よ鏡 お前が 知ら■い だ■! それが■ !  わ し の心の■■は  変わら い!」
「だ ■……」
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3巫巫巫瓜巫巫巫3 29-Dec-20 01:55 AM
「うるさいうるさい、教えなくていい! 鏡はそんなもの理解したくもない!」
「縋るなよ……! あんたがここまで来たのは鏡の助力あってこそだけれども……  あんたを立たせたのはあんた自身の執念でしょうが!」
「鏡はあんたのことが嫌いだった!  ずっとずっと嫌いだった!  強いくせに鏡なんかを頼るあんたがイヤでイヤでしょうがなかった!」
「だからもう縋るな。乞うな。  もうあんたの世話なんか焼かない。  次があるというなら、欲しいものはあんたの手で掴み取るんだよ!」
「しからばこれにて!  二度とツラ見せるなよ、ドブス」
そうして鏡は物言わぬ破片へと戻った。
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死ベルト@3号室 29-Dec-20 02:08 AM
「い だ! つい…こい!」 「お前 望みを叶 ろ……!わ■ の鏡!」 「  を、一番を、わ■ が! 誰よ■も望ん■るんだ!わ  が……」
「い だ……いや …………」
「嘘も 偽■も いら い……  そんな■のは 欲しく■い………」
「わたしは……一人じゃ、■■を……」
血の道を歩むしか出来ない愚かな女王。 血の道を選んで望む、愚かな女王。 その残った最後の一欠片。 茨の残り一本まで燃え尽きていく。 灰になる。
「いや あ……ころすんだ……一番美しく るんだ……わたしはや ないんだ ころすころす、ころす そうだろ そうしてきただろ だから………」
「わたしを映せよお……ずっと………」
「■■、■■…………………」
そうして、亡者は本当に滅んだ。
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3巫巫巫瓜巫巫巫3 29-Dec-20 02:24 AM
(…………)
(あーあ)
(馬鹿だな)
(だから馬鹿なんだ)
(鏡は、あんたの友人や、それ以上のものにはなれないんだ)
(道具として、命じてくれれば、よかったのにな)
(まあ、馬鹿だから女王様なんだよな)
(何度やりなおす機会があっても、きっとこうだ)
(度し難いね)
(まったく)
(…………)
(…………)
(……。)
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