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追跡フェイズA

■追跡シーン1/ミスカ

あろうことか録音に失敗していたため、乏しい地の文でお送りいたします。

騙と「関係を深め」ようとするミスカ。

ミスカ:「あの吸血鬼とは、知り合い……なんだよね」なんか二人で廊下を移動しながら。
騙:「ああ……前に、入院してたときに、知り合いになった。あいつは死んだんだ……死んで、それっきりだったはずなのに」
ミスカ:「吸血鬼が、転生させたんだね」
騙:「……オレさ。吸血鬼狩人になって、いつか、悪い吸血鬼を倒してやるって、思ってたのに。初めて対峙した吸血鬼が、あいつで……」
ミスカ:「うん……。でも、ほっとけないよね」
騙:「オレ、どうしていいかわからなくなっちまいそうなんだ……。放っておけない 分かってるけど」
ミスカ:「うん……だからといって、騙くんが、戦わなかったとしても」
ミスカ:「私は、私は味方だから! いつでも、もう戦いたくない、って思ったら。逃げてもいいからね。別に、誰も責めたりはしないよ」
騙:「……。は……女に甘やかされっぱなしにゃなんねーよ」
ミスカ:「一緒に、頑張ろ」
騙:「やってやるよ」
ミスカ:「一緒に、頑張ろ」《掴む》から判定。こう、騙の気持ちを掴むみたいなあれかな。

ミスカ◆《掴む》行為判定/成功。

互いの関係が2増加。


■吸血シーン1

吸血鬼はキアラの幸福「アンドルー」の破壊を試みる。
案の定ひとりで迷っているキアラの前に、血徒のヘクターが姿を現す。

キアラ:「この廊下曲がりすぎで道分かんねーよ!」
GM(ヘクター):「よおーキアラ。迷子の迷子の子猫ちゃんかい?」
キアラ:違うね! 他の連中が全員迷子だ!」キリッ
GM(ヘクター):「そうかよ、じゃあ安心だな? ほら、かかってこいよキアラ」
キアラ:「言われなくてもっ!!」変身して飛びかかる。
GM:このへんで判定しますか。成功したら適当にキアラをボコります。
キアラ:ワンパンでやられる。
アンドルー:ブラッド狙い?
GM:いえ、幸福破壊です。ボコった後で精神攻撃します。
キアラ:あかん。精神攻撃めっちゃ弱そう。
GM:指定特技は《人脈》ですね……なんと持ってないんですよ。《開ける》から代用判定。
騙:開ける、って何かに気づいた顔。……。

マツリ◆《人脈》行為判定/成功。

GM:ヘクターは囮で、後ろに隠れていたマツリが横合いからインターセプトして蹴ります。
キアラ:「ギャウン!?」ぶっ飛ばされて転がります。
GM:キアラを踏みながら精神攻撃しよう。「たーんじゅん。こんなに簡単に挑発に乗っちゃうなんて相当脳なしだよね。あのお兄さんにも見放されちゃうんじゃないの〜?」そんなことをかなりウザい口調で言います。幸福《アンドルー・マクベイン》を破壊しますね。
キアラ:本当のことを言われている。「はー!? アンディはそんなことしないし!! そんなこと!」
ミスカ:関係持ってるしミスカが妨害しようかな。
アンドルー:よろしく。
GM:指定特技は(コロコロ)《見る》。
ミスカ:5以上で成功です。

ミスカ◆《見る》行為判定/成功。

アンドルー:よしよし。
ミスカ:普通に割って入ればいいかな。
GM:演出をどうぞ。
ミスカ:廊下を歩いてたらいつのまにかダクトになってて、上から降ってきます。「えい」
キアラ:すごいところから。
ミスカ:マツリを踏みます。
GM(マツリ):「ギャー!」
アンドルー:すかさず猫が目潰し!
GM(ヘクター):「お嬢になんてことを!」
騙:ひどすぎる。
ミスカ:「キアラさん、大丈夫?」
GM(マツリ):「わーん! この泥棒猫!」ピューと逃げます。
騙:せやな。
アンドルー:三角関係や。
ミスカ:「ふー、間に合って良かった」なんかたまたま出ただけだけど。
キアラ:「さ、サンキュー……いてて」腰痛い。
ミスカ:手を差し伸べて助けようとするけどめっちゃ重い。
騙:このタイミングですでにカタリとは別れているという。
GM:この病院は迷宮ですからね。

■追跡シーン2/騙

GM:狩人の2行動目ですね。
騙:手っ取り早く介入回数を減らしておいたほうが。逆介入は……強欲って感じもしないからなあ。
GM:強欲かもしれませんよ。すべての男を手に入れたいと思っているかもしれない。
ミスカ:(笑)
GM:真の姿になるとカタリのことはどうでもよくなって逆ハーレムそれはそれで色欲に見える。を作ろうとします。
騙:悲しい。
キアラ:一番ありそうなのは色欲ですね。
GM:色欲とか弱いじゃないですか。僕は強いアスペクトは強いが好きなんですよ。
騙:《開ける》持ってるじゃないですか。開けるですよ?
ミスカ:(装備欄を見て)カタリくん、相当感情使うから、乗り物は……
騙:あんまり妨害したくないのに乗り物を持っているという。アンドルー出てきて、カタリの乗り物受け取りませんか?
ミスカ:自転車をあげるんだ(笑)。
アンドルー:自転車よりも自分で走ったほうが速いんじゃないかこの人。
GM:自転車なのはいいけど、病院の外にありそうですよねそれ。
騙:どうしよう。乗り物使いにくい環境にしやがって。
GM:そんなこと言われても。ストレッチャーとか車椅子とか使えばいいんじゃないですか?
騙:次妨害するときは、アンドルーは車椅子で出てくる悪魔使いに端末を渡すNPCになる。と。
GM:だいぶ重症だな。
キアラ:なんで?(笑)
GM:騙が前哨戦、ってことでいいですかね。
騙:はい。介入回数を減らします。
GM:特技を決めますね(コロコロ)《開ける》。
騙:ちょっと遠い。先に演出しようかな……アンドルーとどうやって絡んだらいいんだろう。
アンドルー:あれだよ……ふたりとも探索してるんだけど、道が曲がりくねってるからどっかで鉢合わせするとか。
GM:いつのまにか元の場所に戻っている……!
騙:じゃあそれで。「あ……」
アンドルー:「……(厭そうな顔)」
騙:「なんだよオッサン、片割れはどこ行ったんだ」
GM:オッサンの片割れはいまマツリに踏まれてますよ。
ミスカ:踏まれたのはマツリでしょう?
アンドルー:「あれは強いし、鼻も利く。お前こそあの猫使いはどうした」
ミスカ:なんかダクトに吸い込まれていった(笑)。
一同:(笑)
GM:面白いなそれ!
騙:「……さあ。……全員揃って迷子なんじゃねーの、これって」アンドルーに乗り物は渡したいけど、前哨戦やるときはマツリと二人になりたい人には言えないことをする。んですよ。
アンドルー:アンドルーはどっかで退場すればいいんだな。
GM:退場してても、介入に対しては妨害できませんからね。
アンドルー:どういう言い訳で乗り物もらうんだろう。
ミスカ:自転車の鍵を落とすとか。
アンドルー:それいいな。アンドルーなら勝手に拾うだろ。
騙:じゃあそれで。

しばらくアンドルーに似合いそうな乗り物が議論されたが結局自転車に。

アンドルー:「……(どうやらその様だな、とは思うがクチには出さない)お前はあっちを探せ」
騙:「ああ。わかった」走って去るよ。「オッサン、変身者なら、変身して匂いから探せるんじゃねーの?」
アンドルー:「……あの姿はみだりに晒すものじゃない(厭そうな顔)」
騙:マツリを探そう。どこにいるんだろ。

GM:ではシーン表を振りますか。まるで別のシーンのようだ。(コロコロ)特別室。ネームプレートがかかってますね。宇城野マツリ。
アンドルー:なんだかんだ話してるうちに個室のドアの前に。
ミスカ:ネームプレート、死んだら外されるよね。
GM:復活したんじゃないですかね。
アンドルー:ああ、迷宮化してるから。
騙:「ここ、マツリの個室だ……」鍵は開いてますよね?
GM:開いてますね。中に入るとマツリがベッドに腰掛けてひとりで3DSで遊んでます。
アンドルー:あ、乗り物もらってなかった。マツリの個室だとか言ってるうしろで落としたらしい鍵を拾う。
騙:なんやこれ。
GM:このシーンやっぱ無理があるよ。マツリは騙を目にすると3DSをしまって立ち上がります。「あっ、カタリじゃん。ねえねえ、考えなおしてくれた?」僕と契約して眷属になってよ!
騙:「……変えようがねーんだよ」
GM(マツリ):「?」首を傾げる。
騙:「オレはずっと狩人になるために育てられてきた。今更やめるなんてできねえ。たとえ、お前が相手でも」ベッドに押し倒そう
GM:押し倒された!
アンドルー:俺達にできないことを平然とやってのける!
騙:攻撃のためですよ!
ミスカ:杭をInsertする。
GM(マツリ):「案外つまんないこと言うんだね、キミ……」そろそろ判定してくださいよ。(コロコロ)《踏む》。
騙:7以上で成功。

騙◆《踏む》行為判定/成功。

騙:そのまま、取り出した杭で……どうしよう。
アンドルー:どっかぶっ刺しちゃえば。
GM:好きなところをどうぞ。
騙:「……」心臓はさすがに無理っぽい……肩の辺りを杭で傷つけます。手はまだ震えてる。
GM(マツリ):「そうなんだ」マツリは悲鳴すら上げません。抵抗らしい抵抗もしません。責めるような瞳でカタリを見つめます。
ミスカ:ほんと板挟みだな。
騙:「抵抗しろよ」
GM:「……カタリは、わたしのこと殺したいの? カタリがそうしたいなら……いいよ
アンドルー:エローイ。
ミスカ:えろい。
騙:うおお。「お前を殺す」
GM:じわじわと、病院着の肩口から血の染みが広がっていきます。「手、震えてるよ」
ミスカ:これ幸福破壊されるよ。
アンドルー:これセックスじゃね?
GM:気が付かれましたか。
アンドルー:(笑)
騙:「っ……」さすがに限界かなあ。
GM:カタリが躊躇ったところで、マツリの姿は煙のように消えてしまいます。肩から流した血が、点々とシーツに残っているだけです。介入回数が減少しました、残り一回。
騙:「オレは殺すんだ、殺すんだ……お前を……マツリ……」うわ言のように呟きます。
アンドルー:ギリ童貞喪失かな。
GM:先端入ったぐらいじゃないですかね。介入はしません、吸血シーンに入ります。

■吸血シーン2

GM:ミスカの幸福を破壊します。おうちですね。
ミスカ:わー。シーン表は(コロコロ)食堂。これ賑わいを見せてって書いてあるけど……。
GM:あ、今は誰もいません。
アンドルー:これ賑やかにしてたら血徒だよな。
ミスカ:「ここは食堂かな。誰もいないと怖いな……」
GM:ミスカが窓のそばに近づくとそれが突然パリーンと割れます。
アンドルー:バイオハザート的演出やな。
ミスカ:「!」
GM:はい。判定しますね。
ミスカ:窓って、外は見えるの?
GM:なんかグニャーっとなってますね。
アンドルー:謎テクスチャーが。
ミスカ:ありがちだ(笑)。
GM:ここから外には出れないってことです。出ても別の部屋に出ちゃうんじゃないですかね。

マツリ◆《退路》行為判定/成功。

GM:割れた窓からモモコが飛びかかってきます。どっか部位を演出的にもらいたいんですけど。
ミスカ:持ってくってこと?
GM:分解で取れる演出がやりたい。腕にしましょう。俊敏な動きで襲いかかり、あなたの腕に噛み付きます。ガジガジガジー! ねじり込むように牙を立てるとポロッと取れる。
ミスカ:「あっ」すぐ外れるから腕にダメージは受けない感じ。これモモコもびっくりするよね。
GM:さすがにびびりますね。そのへんをグルグル回り始めます
ミスカ:「だめ、返しなさい!」
GM:腕を咥えたまま食堂の入り口まで走ります。そこにはマツリがいます。
ミスカ:わあ。
GM(マツリ):「やあ」(ニッコリ)
ミスカ:何も返事はしない。
GM(マツリ):「腕、すっごい簡単に取れたね。しかも血も出てない。まるでオモチャみたい」
ミスカ:「……」睨んでます。
GM:モモコから腕を受け取って興味深そうに眺めています。「わたしも吸血鬼だけど、あなたみたいな化け物、初めて見たよ」
ミスカ:動かそうと思えば動かせますね。
GM:マジで。
ミスカ:動かさないけど。「……化け物じゃない」
GM:ミスカの腕を指でつうとなぞります。「こんなの、カタリが知ったらどう思うだろうね? お母さんや、お父さんが知ったら?」おうちには帰れないよね、というアピールです。
ミスカ:「……そんな、こと」
アンドルー:おめーの帰る場所ねーから!
GM:妨害入ります?
アンドルー:入るよー! ……ミスカに対して関係持ってないんだよな。
GM:(コロコロ)《逆腕》。
アンドルー:《振る》があるな。いける。

アンドルー◆《逆腕》行為判定/ファンブル。

一同:(爆笑)
キアラ:あかん。お守りを使うしか。
GM二回目じゃないか。

アンドルー◆《逆腕》行為判定/成功。

GM:幸運消して感情3上げておいてくださいね。
アンドルー:「貴様の言えた義理か、『薄汚い蛭』め」どすの効いた声で言いながら、腕を鞭でバチコーンする。持ってたミスカの腕が転がってミスカのもとに戻っていく。
GM(マツリ):「いったァ!」
ミスカ:「あっ、アンドルーさん」拾ってつけます。
GM:モモコがキャンキャン吠える。
アンドルー:「人がましく痛がるな」ミスカのほうを見てちょっと心配したそぶりをしよう。
騙:やさしい。
GM:マツリは悔しそうに歯ぎしりしています。普通に逃げようかな。
アンドルー:そのまま逃げてくれるとありがたい。
GM:じゃあ逃げます。ピュー。あかんべーだ。
アンドルー:「大事無いか?」
ミスカ:「大丈夫……です」
アンドルー:「……キアラめ。あいつが迷子にならなければ追撃できたものを」
騙:全員迷子ですからね。
ミスカ:お互い迷子だと思ってる。
アンドルー:大丈夫、ミスカと合流した以上このグループが最大人数だ
GM:まあ次のシーンではぐれるんですけどね。
アンドルー:「ミスカと言ったな。キアラを見なかったか?」
ミスカ:「さっき会いましたが、別れちゃいましたね、いつの間にか」
アンドルー:「……そうか。禍月は向こうの方だ。無謀をしない様に見張れ」
ミスカ:「あ、あの、ありがとうございました……この身体のことは、黙っててもらえますか」
アンドルー:「……この場にいる以上、お前達も貴重な戦力だからな。個性的で面白いと思うがな。少なくとも、醜くはなかったぞ」(……俺ほどにはな)と、これは声に出さない。コツコツと、キアラが歩いていったっぽい方向に歩いて行く。
ミスカ:「……あ、ありがとう、ございます」
騙:とりあえずは内緒にしとくんや。
GM:部位ダメージが入ったらわかりますよ。
ミスカ:入らないもん。
GM:はい。全然幸福壊せないな。
ミスカ:乗り物とかあるからね。使ってないけど。
GM:この世界から乗り物なくなれ。そしてみんな歩け。これから歩け歩け運動を始めます。

■逆介入/アンドルー

アンドルー:逆介入します。
GM:ではこちらから介入します。あなたがミスカと別れたところで、もうひとりの血徒が姿を現します。「同室の」黛さん、気弱そうな女性です。年齢は二十代ぐらいで、顔色はよくないです。マツリと同じような病院着を着ています。戦闘力はなさそうな感じ。
アンドルー:「道を開けろ」まだ人間っぽいよね、この子。
GM:吸血鬼に関わっているだけで、そうです。
アンドルー:吸血鬼を倒せば更生の余地がありそうということで、脅すに留める。
GM:でも斬空領域で殺すんですよね。その命令には従わず、おずおずと口を開きます。「……あの、あなたも、マツリさんを殺しに来たんですよね。お願いします。彼女を殺すのは、やめてもらえませんか」
アンドルー:黙殺して「道を開けろ」 鞭で直ぐ目の前の地面を叩く。「次は当てる
GM:その言葉を無視します。
ミスカ:結構強気だな。
騙:ころされるー。
GM:本当は気弱な女性なんですけど、勇気を出してるんですよ。言葉を絞り出すように口にします。「私は……もう、病で、長くないんです。死ぬのが、怖い……。そんな時に現れたのがマツリさんで……彼女は、私に永遠の命を約束してくれました。お願いです……どうか……」
アンドルー:あかんこれ完全に僕が悪役や。
ミスカ:手術にあと二千万円必要なんです!
アンドルー:しょうがないからアンドルーのポケットマネーでそれをなんとかしてやろう。
騙:まじで。
GM:《狩人の正義》を破壊します。

マツリ◆《地位》行為判定/成功。

GM:成功したので、あなたはためらいを感じてしまいます。
アンドルー:これだけ哀れ風味出されるとなあ。
GM:妨害しますよね。指定特技は(コロコロ)……《心臓》?
アンドルー:持ってる。何の問題もない。
GM:心臓? 心臓ナンデ?
アンドルー:自分の心臓の鼓動を黙殺できるかどうか!

アンドルー◆《心臓》行為判定/成功。

騙:乗り物とかいらんかったんや。
アンドルー:ばちこーんと黛ちゃんの顔を打って倒れさせる。
GM:乙女っぽいポーズでアアッとか言いながら倒れます。黛さんはうずくまります。泣いちゃいますよ。
アンドルー:泣け泣け。
GM:しくしくと泣きます。
アンドルー:歩き去りつつ 「あれが命だと? 蛭に堕ちれば、お前の恐れる『死』が、永遠に続く」
GM(黛):「わからないんです。あなたは、強いから……」弱いアピール。
アンドルー:「死なない事が強さなら、お前はあの蛭などより余程強い。間違えるな」といってかっこよく歩き去る。
GM:いいね。

■追跡シーン3/アンドルー

アンドルー:幸福を味わう。今ので。
GM:超カッコイイ狩人だわー、って感じですね。
アンドルー:俺半端ねーわー! めっちゃ美形手櫛してる。ファサッ……というわけで《狩人の正義》でそのまま判定する。

アンドルー◆《地位》行為判定/成功。

アンドルー:よっしゃ成功ー。2D6上昇……(コロコロ)5点か。ちょっと悪いな。
GM:5は期待値ですよ。ますますアンドルー狙いたくなくなったな。
アンドルー:かっこよく歩き去っていきます。
GM:介入回数なくなっちゃったよ。やれやれ。

■吸血シーン3

GM:何しようかな……本当はこの吸血シーンでさっきの黛の演出をやろうと思ってたんだけど。とりあえずアンドルー以外で(考え)。
ミスカ:考えてる間にもどんどんMPが回復していく。踊り場で。
GM:決めました。順番的には騙くんの幸福ですよね。《マツリへの想い》を破壊します。
アンドルー:今回のメインディッシュ。
GM:シーン表を振ります。(コロコロ)リハビリ室。歩行補助器具とかが並んでます。あんまり一般人は来る機会のない場所ですね。
騙:ああ、カタリも使ったことありますね。「……ミスカはいねーな」
GM:じゃあそこに血徒が現れます。派手なナース服をまとった女が。鹿原さんですね。「ハァーイ」
アンドルー:おったなこんなの。
騙:「うわっ」
GM:胸は豊満です。「あの子、泣いてたわよ、騙くん」
騙:「……」
ミスカ:なかしたー。
アンドルー:なーかしたなーかした。
騙:「吸血鬼のまま不自然に生きる方が、もっと傷つくことになるんだ」
GM(鹿原):「いくじなしよね、あなたって。狩人としても、あの子の友達としても」おっぱいをゆっさゆっさしながら話しかけます。
アンドルー:左右に動くおっぱいの巧みなコンビネーションによって催眠術をかけるという。
騙:ええ!?
アンドルー:じっと見てると頭が混乱してくる。メビウスの無限軌道を描きはじめる。
キアラ:わけがわからん。
ミスカ:オッパイに注目してる場合じゃないよ!
騙:「うるせーよ……オレは決めたんだ、狩人として、吸血鬼を倒すって!」
GM(鹿原):「嘘おっしゃい。まだ、覚悟なんてできてないくせに」そろそろ判定か。《人脈》は持ってないんですよ。フフフ。《開ける》から判定。

マツリ◆《人脈》行為判定/成功。

GM:「そんな中途半端な覚悟なら、手を出しても火傷するだけよ」
騙:「やめろッ」
GM(鹿原):「狩りなんてやめて、お姉さんといいことでもして過ごしましょうよ」抱きついておっぱいを押し付けます。
アンドルー:男子中学生には効果てきめんやな。
騙:そんな、抵抗しますよ。「やめ……ろ……」
ミスカ:カタリ君はどういうのがタイプなんですかね。
騙:えーと。
アンドルー:男子中学生ならやっぱり大人のお姉さんと、っていう妄想は百回ぐらいしてるやろ。
騙:でもこういうチャラーとした人はイヤでしょうね。
GM:まあ、判定は成功したのでこのまま骨抜きにしますよ。
ミスカ:いいことしちゃうの?
GM:どういうことかは想像にお任せします。あやとりかもしれない。
ミスカ:僕あやとりだーいすき。ミスカ妨害入ります。
GM:(コロコロ)《振る》。近いな。

ミスカ◆《振る》行為判定/成功。

ミスカ:感情は6になります。
GM:演出をどうぞ。
ミスカ:すあまがおっぱいに食いつきます役得
GM:ヤメロー!
騙:「ギャー」その勢いで騙も弾き飛ばされます。
GM(鹿原):「ギエー!
アンドルー:もうちょっといい悲鳴あっただろ。
騙:ギエピー
キアラ:突然のピッピ。
GM:鹿原さんは逃げていいですかね。「うわ〜ん
アンドルー:覚えてろ〜。
ミスカ:すあまを回収しますね。「騙くん、大丈夫?」
アンドルー:すあま便利やな。
ミスカ:猫は演出で便利ですよ。でも戦闘になると演出がわからなくなるなぜ武器に選んだ。
GM:猫を手に持ってぶん殴る。
騙:「お、おう……サンキュ。べっ、別にあんなのに騙されかけたわけじゃねーからな……」
アンドルー:パイオツに騙されかけたわけじゃねーから!
GM:なんかフォローしてあげてくださいよ。
アンドルー:勘違いするなよ、俺は足フェチだより最悪になった。
GM:マジかー。
ミスカ:フォローって何言えばいいんだろ。
アンドルー:中学生だったらしょうがない、とか。
GM:逆にかわいそうだろ!
キアラ:かなり傷つきそう。
騙:それで幸福壊れるよ。自信とかパリーンするよ。
ミスカ:「ちょっと休憩していこう? なんか飲み物あったし」
騙:「ああ」
アンドルー:休憩といいつつ休憩しなーい。
GM:でもリハビリ室ですからね、ロクなものがな……寝台とかありますね。
アンドルー:使い道いろいろやな。
ミスカ:「その杭、血が付いてるね」
騙:「……さっき、マツリと会った」
ミスカ:「突き刺したんだね」
GM:あの女の臭いがするわ。
アンドルー:病んどる。
騙:「ああ」介入回数が減った。「これでもう、やるしかなくなっちまったよ」
ミスカ:「そうだね。よく頑張ったと思う。私が初めて戦った吸血鬼は、自分とは関係ない、大人の吸血鬼だったけど……すごく怖かったな」
アンドルー:騙くんが初めて戦った吸血鬼があれじゃん、セックスみたいな戦い方になっちゃったんじゃん。
ミスカ:じゃんって。
アンドルー:ということを鑑みてこのミスカのセリフを見ると非常にエロいよね。
GM:確かに。
ミスカ:ホントこの人は(笑)。
GM:すごく怖かった(意味深)。すごく痛かった(意味深)。サイテー!
キアラ:あかん。
アンドルー:ごめん。
騙:「そりゃあ、お前は女だし、大人でもねーし……」
アンドルー:耐えられず笑う
GM:やめろ、良いシーンなんだぞ。
ミスカ:「だから、ってわけじゃないけど。やっぱり、そういうもんじゃないかな。そんな、躊躇わずに誰かを……殺すなんて……そんな、すぐ、出来ることじゃないよ」
騙:「まだ、手が、震えてる……でも、いつか、乗り越えてやる」
GM:青いねえ。こういうのがいいんだよ。
ミスカ:前回ひどかったもんね。

■追跡シーン4/キアラ

キアラ:迷ってるんですよ、ブラッドを減らしに行くか幸運のお守りと鎮静剤か興奮剤を補充するか。
騙:うーん、ブラッド行きませんか?
アンドルー:そうそう出ないよファンブルなんて、大丈夫大丈夫。
GM:シーン表は(コロコロ)屋上。白いシーツが一面に干されている。
ミスカ:なぜかシーツはくぐれないんでしょ。
GM:謎の当たり判定がありますね。
アンドルー:あれ、リアル系のグラフィックでなぜか通れないと許せないよね。
キアラ:「なんだよ、邪魔だなー」ばさばさのけていく
ミスカ:めっちゃ通ってる!
GM:お前ーっ!
アンドルー:シーツを洗った人に謝れ!
GM:まあ、キアラはひでんわざ覚えてますから。
キアラ:いあいぎり!
GM:判定に成功するとマツリを見つけられます。(コロコロ)《逆腕》。
キアラ:《振る》から判定します。

キアラ◆《逆腕》行為判定/成功。

ミスカ:めっちゃシーツまみれになったマツリが出てくる。
GM:マツリはシーツの匂いを嗅いでいます。陽に当たったシーツの匂いっていいよね。
ミスカ:ああなるほど。……吸血鬼のくせにそんなの好むんだ!?
GM:まあ今は空がうねうねしてるんですけど……ひんやりとしたシーツの感触を楽しんでいます。
キアラ:「みーっけた」にこにこ。
アンドルー:コワイ。
ミスカ:サイカトグが頭に浮かんだ。
GM(マツリ):「ひゃっ。何? また踏まれに来たわけ?」シーツクンカクンカ体勢から戦闘態勢に移ります。マントが風もないのにはためき始めます。
アンドルー:いい気マントだ。
ミスカ:シーツもいいシーツになってる。
キアラ:「その借りを返そうと思ってさ」右手がメキメキと変異していく。
GM(マツリ):「べ、別にそんなの怖くないもんねー。わたしだって吸血鬼だもーん」
ミスカ:殴り合いだったらパッと見キアラのほうが強そうだよね。
アンドルー:ただ圧倒的なモラルによる物量差があるからな。
キアラ:「アンディはむやみに変わるなって言うけど、ここならいないしね……かわい子ぶってないで正体見せなぁ!」爪を振りかぶります。
GM:「負けない!」負けないとか言ってますけど、負けます。
キアラ:また勝ってしまった……。
アンドルー:絶対キアラなんかに負けたりしない!狼には勝てなかったよ。
GM:マツリは羽織ってるマントを硬化させてそれで襲いかかります。
アンドルー:デミトリみたいな戦い方だな。
GM:生き物のようにマントが動く!
キアラ:そのマントをひっつかんで……力と力のぶつかりあいで行きましょうか。おもいっきり握力を強めると、マントにヒビが入っていきます。
GM(マツリ):「うぇっ」顔をしかめる。
キアラ:「肉弾戦ならあたしの方が強ぇな?」そのままパンチで吹き飛ばします。
アンドルー:そりゃ細腕の現代もやしっ子にアイルランド人の大女が……。
騙:いじめだよー。
GM:くそ、ジャンプマンガだったら細いほうが勝つのに。マントの掴まれたところがパリンと砕けます。
騙:いい気マントが!
GM:いい気マントが息をしてないの。
騙:なので代わりにいい気シーツをまといます。
GM:やだよ。シーツおばけ吸血鬼よりは圧倒的に弱そう。じゃん。
アンドルー:よわい。
GM:そんな訳でブラッドが6点減ります。残りブラッドは3。

■吸血シーン4

GM:じゃあそのまま吸血シーン行っちゃおうかな。キアラに反撃を試みます。血を吸います。
キアラ:うわーやめてくれ。おいしくないよー。
GM:《心臓》から判定します。

マツリ◆《心臓》行為判定/成功。

キアラ:減少値をお願いします。
GM:(コロコロ)1点かあ。
キアラ:1点かー。
GM:砕かれたマントの破片が、いい気になっているキアラの背後で再び動き始め……襲いかかって血をもらいます。妨害しますか?
キアラ:「なっ!?」いい気になっていたせいで対応できない。
アンドルー:これスルーした方がいい気がする。
ミスカ:でも関係は増えるよね。
アンドルー:うーん……止めさせてもらおう。一応コンビだし。
GM:お、アンドルー行きますか。特技は(コロコロ)《笑う》。
キアラ:隣だ。

アンドルー◆《笑う》行為判定/成功。

騙:乗り物なんていらんかったんや。
GM:クソが。マツリは反撃の成功を確信して口元を歪めるのですが……。
アンドルー:後ろから鞭でグルグル巻きにさせてもらおう。
GM:ぐわあ、マント死亡。
アンドルー:「探したぞキアラ」バサバサバサーと風でいい気シーツの数々が吹き飛ばされて行くと、その後ろにすごくカッコイイポーズで立っている。
騙:いい気になっとるー!
GM:ようやく再会できましたね。感情を3上げておいてくださいね。
キアラ:「アンディー!」ぱあ。
GM(マツリ):「ぐぬぬ」
騙:……あれ? アンドルーって感情9?
アンドルー:いや、6だよ。自分のとキアラで。
騙:ミスカのも妨害してたような。
アンドルー:あ、本当だ。9や。
キアラ:えっ、9か。
騙:9や。
キアラ:……次で「萎縮アンドルーは感情判定に失敗し、「恐怖」になっていた。」する。
GM:そっすね。
アンドルー:ほんまや、しまった! ごめん! 全然計算してなかった。
騙:まあ、「萎縮」で判定-2になったところで成功するでしょ。
アンドルー:いけるいける余裕余裕。
騙:ファンブル二回出してるし、次はスペシャル二回出しますよ。
アンドルー:出る出る。それでバランス取れるよ。
キアラ:あ、【馬形態】使うから……【打撃領域】使う前に萎縮するのか!
ミスカ:馬形態にならないほうがいいのでは。
GM:何のために馬形態取ったんだよ。
騙:2D6で7以上で成功か。
ミスカ:そう考えると行けそうですね。
GM……どう考えたの?
騙:2D6で7って期待値ですよ?
キアラ:駄目だ、狩人たちが現実から目を逸らし始めた
GM:この流れで突入シーン行きましょうか。

■突入シーン

GM:「もう怒った! 全然幸福破壊成功しないし!」マツリが怒るとシーツがグニャーと真っ赤に溶けて、床に沈んでいきます。空も絵の具をぐちゃぐちゃに溶かしたような禍々しいものになりますね。ペルソナの戦闘背景みたいなことになります。
キアラ:「空が……!」ここは奴の胃袋だった。
GM:入ってきていいですよ。
ミスカ:入ってこよう。「なにあの遠回りしまくりの廊下
騙:「こんなところにいた」
GM:血徒もいつのまにか全員揃ってますね。シーツのうしろとかに隠れてました。
騙:いたなら助けろよ!
ミスカ:あの狼こわいし。
キアラ(血徒):「お前行けよ」「いやお前こそ
アンドルー:しょぼい。仲間がいのない奴らだ。
GM:いつのまにかマツリのいい気マントが元に戻ってます。かっこいい演出をしたのでフレアとかもらいますね。
アンドルー:揃ったな」変身しようかな。まだ演出だけど。「……再殺(コロ)す前に言っておく、この姿は、断じて貴様らの類縁である事を意味しない。見たら、死ね」
ミスカ:かっこいい。
GM:コンプレックスあるなあ。
アンドルー:めきめきめきと顔が馬面になっていき、ポニーテールが尻のほうにせり下がっていく。
GM:おぞましい。
ミスカ:エロイ
アンドルー:いかにもデモンズタワーにいそうなデザインに。手だけ人間の形で、鞭を持っている。
GM:マツリは嘲りと嫌悪に満ちた目になっています。ふーんそうなんだー。
アンドルー:そういう目で見られるのが嫌だからなかなか変身しないんだけどね。
キアラ:「アンディだけ嫌われるのはやだなー」そう言ってこっちも変身しましょう。めきめきと顔が長くなっていって、白い体毛が生え出します。
GM(マツリ):「あたしもああいうの欲しいなー、ヘクター」ああいうのって血徒のカテゴリーにないの? みたいな。
騙(ヘクター):「それはちょっと、予算が……」
GM(マツリ):「せちがらい」予算かあ。
アンドルー:そのセリフ味わいがあるな(笑)。
ミスカ:マツリの背景のほうがよっぽど世知辛いわ。「いこう、騙君」
GM(マツリ):「いいの? カタリはこんなケダモノバケモノと一緒で?」一応訊いておこう。
ミスカ:「……ば、化け物じゃないよ」でも騙も人のこと言えないからな。
騙:そうなんですよね。
アンドルー:変身者の家系だもんね。
GM:騙が変身者だって知ったら二重にショックだよ。まあ、騙なら別にいいけど。
アンドルー:どんな姿でも愛してあげるっていうんだったらなかなかのもんやな。ええ子や。
ミスカ:吸血鬼になっちゃえよ(笑)。
騙:どっちが味方かわからない。「確かに、こいつらは冷てーし、バケモンみてーだし、普通は怖えよ」はっ、と笑います。「だけど、オレは狩人、こっち側の人間だ」
ミスカ:フられちゃったね。吸血鬼になったばっかりに。
GM:吸血鬼にならなかったら死んだままでしたから。ノーチャンですよ。
ミスカ:吸血鬼にならなかったら、こう、まあなんかいろいろあったかもしれない。
騙:「お前のことを、殺すよ、マツリ……」
GM(マツリ):「そっかぁ。でも、わたしのやることも変わらないよ。わたしは……《吸血鬼》だから!」戦闘に入ります。

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