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『ブラッド・クルセイド』リプレイ

枯れゆく茉莉

■ゲームマスター・リプレイ執筆・ドット絵

巫女瓜

■プレイヤー

うたclown友人K美形

■おはなし

宇城野マツリ。死の病に魅入られ、無数のチューブに抱かれてこの世を旅立ったはずの愛しい少女。
だが、彼女はあなたたちの前に再び姿を現した。生前と同様の、いや、生前よりも元気な姿で。
くるくると愉しそうに笑う少女に、あなたたちは武器を構える。

彼女は吸血鬼だ。

「もし翼があったなら、あなたと空を飛びたかった」

 素直になれない吸血鬼狩人兼中学生の男の子カタリは病院で出会ったゲームの得意な女の子マツリと仲良くなるのですが、マツリはその後しばらくして病で命を落としてしまいます。失意に沈むカタリの前に、邪悪な吸血鬼として蘇ったマツリが再び姿を現し……

 特殊な体質を発現させたゆえに家出してしまった猫使いの少女ミスカ、奔放で暴力的だけど根は優しい狼の変身者キアラ、クールだけど変身後の姿を嫌悪し苦悩する美青年変身者アンドルー、みたいな感じの吸血鬼狩人も戦います。

 吸血鬼となって自分たちをその眷属にしようと企む吸血鬼マツリを、果たしてカタリたちは打ち滅ぼすことが出来るのでしょうか……。

■なんなのか

2013年2月に行ったTRPG「ブラッド・クルセイド」のオンラインセッションの様子をまとめたものです。

■目次

■シナリオ幸福

●マツリへの想い
宇城野マツリという病弱な少女があなたに想いを寄せている。きっとあなたもマツリのことが好きだ。
※必ず狩人のうち誰か一人が取得してください。また、複数人が取得することもできません。

●霧坂総合病院での立場
あなたは宇城野マツリが入院していた病院の関係者だ。ここで何かあったらあなたの責任が問われるかもしれない。

●狩人の正義
あなたは弱き者を吸血鬼の魔の手から護ることが、強い吸血鬼狩人の使命だと信じている。

●狩人組織からの信頼
あなたは所属している組織から篤い信頼を受けている。

●六分儀市の平和
あなたの手に剣がある限り、六分儀市の平和を取り戻す希望は残っている。

■吸血鬼


宇城野 マツリ Level 2


- 享年十五歳。鬼族・血戒・異形・所属グループのアビリティを習得している。所属している血統はない。
- 幼少時から病気がちで、学校にも行けずに人生の殆どの時間をベッドの上で過ごした少女。
- 性格は素直で、精神年齢は幼く、良くも悪くも思ったことをハッキリと口にする。
- 趣味は電子ゲームで、夢は海外旅行。飛行機に乗ってみたかったらしい。
- もっと色々なものを見たいし、色々なことを知りたい。
- 長年病魔と戦い続けていたが、ここ一年の間に急激に病が悪化し、この世を去った。
- 病が悪化する直前の時期、騙と知り合い友達になる。
- 騙のことを病院で待ち続けている。


「お守りの」ヘクター

- リーゼントを常に櫛で整えている「半吸血鬼」。マツリの教育係。


「同室の」黛

- かつてマツリと同室だったことがある、病院着の陰気な「妖女」。やがて迫り来る死に恐怖している。


「ナースの」鹿原

- 目に痛い色の、胸元が開いたナース服を着た「妖女」。深くは考えない性格。


「吸血犬」モモコ

- 主人によくなついた「獣」。

■更新履歴

2013.6.25 公開

ブラッド・クルセイドは齋藤高吉/冒険企画局の著作物です。