avatar
GM
PKのデータを公開します
avatar
GM
それから、クエストがひとつあります。
■クエスト:果実の収穫
条件:ワンダーバッフェの疵を抉る判定でのみ挑戦可能。
概要:ワンダーバッフェのブレスからは果実が生まれる。その出来たての果実にはことさらに滋養が詰まっている。手に入れることができれば裁判で有利となるだろう。
目標値:9
消滅条件:2回成功するか、お茶会終了と同時に消滅。
成功:挑戦したPCは果実を得る。「とうみつ」相当の効果を持つ。
失敗:同様に「とうみつ」を得られるが、ブレスを浴びてしまう。挑戦したPCは開廷時にランダムな不調(2ラウンド継続)を受ける。
放置:何も起こらない。
avatar
GM
公開されるデータは以上です。
お茶会は2ラウンド、PKの行動は2回です。
avatar
GM
PCは1d100を振って、大きい順から行動するということにします
(PKは最後に動きます)
avatar
ロージィ
1d100 (1D100) > 43
avatar
片喰あずみ
1d100 (1D100) > 39
avatar
GM
では、ロージィさんからですね。
avatar
ロージィ
はーい!
avatar
GM
決まったし解散かな お疲れさまでした
avatar
GM
次は23日です
avatar
ロージィ
はーい! おつかれさまでした!!
avatar
片喰あずみ
お疲れさまでした!
avatar
GM
~そろそろ~
avatar
片喰あずみ
ウオウオ
avatar
ロージィ
わいわい
avatar
GM
お集まりいただきありがとうございます
avatar
GM
『宝島』二日目を始めます よろしくおねがいします
avatar
片喰あずみ
よろしくおねがいします
avatar
ロージィ
よろしくおねがいします!
avatar
GM
~これまでのあらすじ~
モブ救世主から部位ダメージをくらい
遅延生活竜スローライフドラゴンにより
スローライフを余儀なくされる
救世主たちであったが……?
avatar
GM
というわけで、お茶会からのスタートになります。
avatar
GM
お茶会は2ラウンド、PKの行動は2回
avatar
GM
MOD『幽暗』により、お茶会中の小道具の受け渡しができないことにご注意ください
avatar
GM
最初は、ロージィさんの行動からですね。
avatar
ロージィ
バッフェ抉っちゃおうかな~
avatar
GM
亡者を抉る場合、演出はカルセラからなんか聞く
or 物理でなんとかする になると思います。
avatar
GM
それ以外でもよいです。
avatar
ロージィ
カルセラちゃんに聞いちゃお
avatar
GM
どうぞどうぞ。
avatar
ロージィ
とりあえず……シーン表だ!
avatar
ロージィ
1d12 (1D12) > 7
avatar
GM
7.あなたたちに割り当てられた部屋。聞き耳を立てているものはいなさそうだ。
avatar
ロージィ
籠もっちゃった
avatar
GM
どうしましょうね
avatar
GM
別の部屋とかにしてもいいよ
avatar
ロージィ
じゃあ選んじゃお
avatar
ロージィ
8.墓地。簡素な墓標が並んでいる。カルセラの作ったものだろうか。
avatar
ロージィ
これで。
avatar
GM
OK
avatar
ロージィ
吸血鬼っていったらお墓! そうかな?
avatar
GM
墓地は教会の裏手にあります。
avatar
ロージィ
じゃあたまたまカルセラちゃんがお墓にいるところに通りがかっちゃお
avatar
GM
年季がありそうな墓標と、最近作られたらしい簡素な墓標の2パターンがありますね。
avatar
片喰あずみ
一緒に通りがかります
avatar
カルセラ
ではカルセラが祈りを捧げています。
avatar
ロージィ
じゃあ、そーっと、そーっと、近づいて……。
avatar
ロージィ
「わっ!!」
avatar
ロージィ
驚かします。
avatar
カルセラ
「うわ~っ」
avatar
カルセラ
ゆっくりと振り返ります。
avatar
カルセラ
「……って驚けばよいんですか……?」
avatar
ロージィ
「バレてた!?」
avatar
片喰あずみ
ロージィの少し後ろから呆れたように見ている。
avatar
片喰あずみ
バレてたな~。
avatar
カルセラ
「まあ、私もこれでも救世主のはしくれですので……」
avatar
カルセラ
本気でスニークしてたらわからなかったかもしれません。
avatar
ロージィ
「そんな、不意もつけないなんて吸血鬼失格……」
avatar
ロージィ
心の疵の力は使ってないので、子供のそれです。
avatar
カルセラ
「吸血鬼ってそういうものなんですか……?」首をかしげる。
avatar
ロージィ
「吸血鬼っていったら夜部屋に忍び込んで、乙女の首筋をガブー! だよ」
avatar
カルセラ
「へ、へえ……」
avatar
カルセラ
「ということはあずみさんも……?」
avatar
カルセラ
あずみの……首筋に視線をやる。
avatar
片喰あずみ
「あぁ……?」
avatar
カルセラ
「すでにその……毒牙に!?」
avatar
片喰あずみ
「あたしはこいつの血袋じゃねえよ」
avatar
カルセラ
「あっ、失礼しました」
avatar
ロージィ
「ケチなんですよ~あずみ」
avatar
片喰あずみ
視線を遮るように、ネックウォーマーを上げる。
avatar
ロージィ
「私は? こんなに? 身を挺して守っているというのに?」
avatar
片喰あずみ
吸血鬼相手に首筋を晒しているのには抵抗がある。服やネックウォーマーで、こうして常に首元を隠すようにしている。
avatar
片喰あずみ
「はいはい」
avatar
片喰あずみ
「助かる助かる」
avatar
カルセラ
「あはは……仲がよろしいんですねえ」
avatar
ロージィ
「カルセラは何にお祈りしてるの?」
avatar
カルセラ
「神様です。私の世界にあらせられた……」
avatar
カルセラ
「ここで命を落とした人が、せめて安らかに眠れるようにと」
avatar
ロージィ
聖性にささやかにダメージを受けました。
avatar
カルセラ
そんな……。
avatar
ロージィ
「ここに来て長いんだ?」
avatar
ロージィ
墓はいくつも並んでいる。
avatar
片喰あずみ
新しいもの、古いもの。それらを眺める。
avatar
カルセラ
「ずっと、というわけではありませんが」
avatar
カルセラ
「少し、というほど短くもありませんね」
avatar
カルセラ
古い方の墓を見やる。
avatar
カルセラ
「こちらのほうのお墓は、かつてこの周辺に住んでいた末裔のもので……」
avatar
カルセラ
ついで新しい方を。
avatar
カルセラ
「こちらは……私が作ったものです」
avatar
ロージィ
「なるほどねえ」
avatar
片喰あずみ
「末裔も住んでたんだな」
avatar
カルセラ
「私を含む救世主同士の戦いの場になったとき、そろって逃げ出されたのです」
avatar
ロージィ
あ~、という顔。
avatar
片喰あずみ
なるほどな……。
avatar
カルセラ
「そのころは、まだワンダーバッフェもいませんでした」
avatar
カルセラ
「私にも、仲間と呼べるものがいたのですが……」
avatar
カルセラ
墓標の一つに視線をくれる。
avatar
片喰あずみ
つられてそちらを見る。
avatar
カルセラ
「すみません、湿っぽい話になってしまいますね」
avatar
ロージィ
「そりゃお墓にいるからね~」
avatar
ロージィ
お墓は湿っぽい話をするところだよ~。
avatar
カルセラ
「あはは……」
avatar
片喰あずみ
失った仲間か……。
avatar
ロージィ
「って、ワンダーバッフェ、ずっといたわけじゃないんだ」
avatar
ロージィ
「なんでここに居着いたんだろ」
avatar
カルセラ
「…………」
avatar
カルセラ
「それは…………」
avatar
カルセラ
口ごもる。
avatar
片喰あずみ
視線を、なんとなく見入ってしまっていた墓標からカルセラに移す。
avatar
カルセラ
「……そろそろ私、夕食の支度をしませんと……」
avatar
カルセラ
わかりやすく逃げようとしている。
avatar
カルセラ
判定に成功すると聞き出せるかも。
avatar
ロージィ
おっ、判定だ!
avatar
片喰あずみ
いけ~!
avatar
ロージィ
ワンダーバッフェの心の疵「その正体」を抉ります。
avatar
カルセラ
OK
avatar
カルセラ
クエストは挑戦なさいますか?
avatar
ロージィ
します!
avatar
ワンダーバッフェ
横槍を入れます。
avatar
ワンダーバッフェ
choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 猟奇
avatar
ワンダーバッフェ
0ですが……
avatar
ワンダーバッフェ
2d6+0>=7 (2D6+0>=7) > 8[6,2]+0 > 8 > 成功
avatar
ワンダーバッフェ
あ、成功した
avatar
ワンダーバッフェ
1d6 減少量 (1D6) > 5
avatar
ワンダーバッフェ
ヤリイカとかはないのでこのままです。
avatar
ロージィ
でっか
avatar
ロージィ
ティーセット使います!
avatar
ワンダーバッフェ
どうぞ
avatar
ロージィ
2d6+4+2-4=>7 判定(+愛:4) (2D6+4+2-4>=7) > 2[1,1]+4+2-4 > 4 > 失敗
avatar
ワンダーバッフェ
そんな……
avatar
ロージィ
ああーっ!!!
avatar
ロージィ
え!????
avatar
片喰あずみ
そんな・・・・・・
avatar
ワンダーバッフェ
どうしようもない
avatar
ロージィ
終わりだ………………。
avatar
ワンダーバッフェ
>PCがお茶会中の判定でファンブルを起こした場合、所持している小道具を1つランダムに失います。
avatar
ロージィ
ティーセット0ってこと!?
avatar
ワンダーバッフェ
そうですね
avatar
片喰あずみ
そんな・・・・・・
[ ロージィ ] ティーセット : 2 → 0
avatar
ワンダーバッフェ
かわいそう
avatar
ロージィ
そのうえで……ブレスを!?
avatar
ワンダーバッフェ
はい
avatar
ロージィ
おわりだ……。
avatar
ワンダーバッフェ
とうみつは手に入りますね 一応
avatar
ロージィ
じゃあ、そうですね……
avatar
ロージィ
え、ここでバッフェに邪魔されるってかんじかな?
avatar
ロージィ
ブレスで?
avatar
ワンダーバッフェ
そういうことにしましょうか
avatar
ロージィ
じゃあいいところで邪魔してください。
avatar
ロージィ
去ろうとするカルセラに。
avatar
ロージィ
「ちょっと待って、カルセラ」
avatar
ロージィ
吸血鬼の力を行使する。
avatar
GM
お。
avatar
ロージィ
言葉は命令として作用する。伝承にも残る、吸血鬼の基本的な能力、魅了。
avatar
ロージィ
「もう少し、お話を聞かせてもらいたいんだけれど……」
avatar
カルセラ
「な、何を」
avatar
カルセラ
たたらを踏む。
avatar
ロージィ
「何か」
avatar
ロージィ
「隠してるみたいだったから、さぁ……」
avatar
ロージィ
「気になっちゃって」
avatar
片喰あずみ
行使される吸血鬼の力を咎めはしない。
avatar
カルセラ
「わ、私だって……」
avatar
カルセラ
「言いたくない、ことぐらい、は」
avatar
カルセラ
カルセラも救世主である。吸血鬼の力に全く抵抗できないわけではない。
avatar
カルセラ
とはいえ、それにも限度がある。
avatar
ロージィ
「本当に、言いたくないの?」
avatar
カルセラ
「わ……」
avatar
ロージィ
「私たちを生かしていたら、いつかは問われる」
avatar
片喰あずみ
駆け引きをするよりも、脅して聞き出すよりも、あれは余程便利で手っ取り早い。
avatar
カルセラ
「ワンダー、バッフェは……」
avatar
ロージィ
「ワンダーバッフェは……」
avatar
カルセラ
「あの子は、」
avatar
GM
しかし、
avatar
ワンダーバッフェ
その続きを口にする前に、あの翼が羽ばたく音が近づいてくる。
avatar
ロージィ
大丈夫だ。この領域から出ようとするわけじゃない。
avatar
ワンダーバッフェ
影が落ちる。
avatar
ロージィ
攻撃されないはず。
avatar
ロージィ
「あの子は……?」
avatar
ワンダーバッフェ
埃を舞い上げながら、ロージィとカルセラの間に着地し、
avatar
ワンダーバッフェ
「…………」
avatar
ワンダーバッフェ
ロージィにその双眸を向けた。
avatar
ワンダーバッフェ
敵意がある。
avatar
ロージィ
「!」
avatar
ワンダーバッフェ
ロージィが何か有効な反応を取る前に、
avatar
ロージィ
「こいつ――ッ!」
avatar
ワンダーバッフェ
竜はその口から翠色のブレスを吐きかけた。
avatar
ロージィ
間に合わない。
avatar
片喰あずみ
「ロージィ!」
avatar
GM
体の中がでたらめに組み替えられる。そうとしか表現できない感覚。
avatar
GM
外傷はない。
avatar
ロージィ
得も言えない不快感。
avatar
GM
ただ、しばらくの間、満足に立って歩くことはできないだろう。
avatar
ロージィ
近い感覚を、味わったことがあるような、ないような。
avatar
ロージィ
反撃しようとして、よろめく。
avatar
片喰あずみ
ワンダーバッフェ目掛けて、銀の杭を投げつける。
avatar
ワンダーバッフェ
「!」
avatar
ワンダーバッフェ
前脚がそれを防ぐ。有効打とはいえない。
avatar
カルセラ
「……やめてっ!」
avatar
カルセラ
その叫びは誰に対してのものか。
avatar
ロージィ
倒れながら、叫ぶカルセラを見る。
avatar
ワンダーバッフェ
カルセラの制止に従ったのか、自分の行為の成果に満足したのか。
avatar
ワンダーバッフェ
ワンダーバッフェは、唸り声一つ漏らさずにその場を飛び去っていく。
avatar
片喰あずみ
カルセラの静止に構わず追撃を放とうとしていたが、飛び去る様子に腕を下ろす。
[ ワンダーバッフェ ] HP : 28 → 27
avatar
片喰あずみ
倒れたロージィに歩み寄り、その上体を起こさせる。
avatar
カルセラ
「あぁ……」
avatar
カルセラ
助け起こすこともできず、ただ呆然としている。
avatar
片喰あずみ
「立てるか」
avatar
ロージィ
「あ~んダメ~?」
avatar
ロージィ
脚にすがりつく。
avatar
片喰あずみ
「大丈夫そうだな」
avatar
ロージィ
肩を借りて立ちます。
avatar
ロージィ
「多分大丈夫。なんか変な感じするけど」
avatar
片喰あずみ
仕方ないので貸しています。
avatar
片喰あずみ
「とりあえず、少し休め」
avatar
ロージィ
「うん」
avatar
ロージィ
「……カルセラ、一つだけ聞かせて」
avatar
ロージィ
「あなたはあれをどうしてほしいの」
avatar
カルセラ
小さく震える。
avatar
カルセラ
「…………それは、」
avatar
カルセラ
「……わかり、ません」
avatar
ロージィ
「わかった。……さっきはごめんね」
avatar
カルセラ
かぶりを振る。
avatar
ロージィ
つれられて去ります。
avatar
GM
描写はこんなところですかね。
avatar
ロージィ
ですね。
avatar
GM
とうみつをどうぞ。
avatar
ロージィ
わーい……
[ ロージィ ] とうみつ : 0 → 1
avatar
GM
シーン終了です。
avatar
GM
次はあずみさんの手番かな。
avatar
片喰あずみ
はい。
avatar
片喰あずみ
ワンダーバッフェを抉るぞ~↓↓
avatar
片喰あずみ
シーン表振ります
avatar
片喰あずみ
1d12 (1D12) > 5
avatar
GM
5.丘に建つ教会。カルセラが家事をしている。天井に穴が空いている箇所があるが、むかし雷が落ちたのだという。
avatar
片喰あずみ
教会ならファンブルブレスを吐きに来れまいよ(そんなことはない)
avatar
GM
そんな何回もファンブルを出さないで
avatar
片喰あずみ
背の剣を抉りつつ正体も聞きたい欲張りな気持ちでやっていきます
avatar
GM
はい
avatar
片喰あずみ
翌日とかかな……
avatar
GM
ではそういう感じで
avatar
片喰あずみ
ブレスを受けたロージィを部屋で休ませて、翌日。
avatar
片喰あずみ
襲われた後でも、ワンダーバッフェの恵みからなる食事は旨い。
avatar
片喰あずみ
ロージィにとっては違うかもしれんが……。
avatar
ロージィ
血が吸いたいな~?
avatar
ロージィ
体調悪いな~お腹すいたな~?
avatar
片喰あずみ
血袋ではないので無視しています。
avatar
ロージィ
え~ん><
avatar
片喰あずみ
作りたてで、温かくて、満足できる量のある料理にありつけたのは、一体いつ以来のことだろうか。
avatar
片喰あずみ
「ごちそうさん。片付け手伝うよ」
avatar
片喰あずみ
そうカルセラに言って、皿を重ねていく。
avatar
カルセラ
ぺこりと頭を下げて、食器を洗い場に持っていく。
avatar
GM
あれ以来ワンダーバッフェは特筆すべき行動は取っていない。
avatar
GM
外に出ていたなら、木陰や岩陰で眠っている姿を目撃できたかも知れない。
avatar
片喰あずみ
飛んでいるのを見上げていた時には気づかなかったが、その背中には剣が突き立っていた。
avatar
片喰あずみ
洗い場に立ち、皿を洗っていく。
avatar
片喰あずみ
「なぁ、カルセラ」
avatar
片喰あずみ
そうしながら、世間話のように隣に話しかける。
avatar
カルセラ
「どうされました?」
avatar
片喰あずみ
「いつかあんたを迎えに船が来て」
avatar
片喰あずみ
「それにあいつが襲いかかったとしたら」
avatar
片喰あずみ
「あんたはどうするんだ?」
avatar
カルセラ
「…………」
avatar
カルセラ
考えたこともなかった、という顔。
avatar
カルセラ
「その時は……そういうものだと、諦めるしかないかもしれませんね」
avatar
カルセラ
「船が来ることも」
avatar
カルセラ
「ワンダーバッフェに、生かされてしまっていることも……」
avatar
カルセラ
「私の意思とは、関わりのないところにあるものですから……」
avatar
片喰あずみ
「ワンダーバッフェを倒して帰ろうとは思わないのか」
avatar
カルセラ
かぶりを振る。
avatar
カルセラ
「私では、ワンダーバッフェを倒せる気がしませんし……」
avatar
カルセラ
この言葉は嘘ではない。
avatar
カルセラ
しかし、真実からも遠い。
avatar
片喰あずみ
「…………」
avatar
片喰あずみ
「……あいつは」
avatar
片喰あずみ
「ここで亡者になったのか?」
avatar
カルセラ
「…………」
avatar
カルセラ
返事をせず、食器を洗う。
avatar
カルセラ
あるいはそれこそが返事と言えるかもしれない。
avatar
片喰あずみ
「……あたしのいた世界にも、亡者みたいなやつらがいてさ」
avatar
片喰あずみ
「魔女とか、モノビーストとか……吸血鬼とか言って」
avatar
カルセラ
「吸血鬼……」
avatar
片喰あずみ
「そいつらには、自然に生まれるものもいれば、人から”なる”ものもいた」
avatar
片喰あずみ
「……あたしの仲間にも、吸血鬼になったやつがいた」
avatar
カルセラ
「……同じ、ですね」亡者と。
avatar
カルセラ
「……その方は、どうなったんですか?」
avatar
片喰あずみ
「ああ」
avatar
片喰あずみ
「殺した」
avatar
カルセラ
「そう……」
avatar
カルセラ
「そうですよね」
avatar
片喰あずみ
「そうだ」
avatar
片喰あずみ
「心臓に杭を打ち込んだ。今でもよく覚えてるよ」
avatar
カルセラ
「……その方を」
avatar
カルセラ
恐る恐る、と言った調子で。
avatar
カルセラ
「どうして、あなたは殺めたのですか?」
avatar
カルセラ
「……そうしなければ、殺されるから?」
avatar
片喰あずみ
「……それも、ある」
avatar
片喰あずみ
「でも一番は、そうだな……」
avatar
片喰あずみ
「それ以上殺させたくなかったんだ。そいつに」
avatar
カルセラ
「…………」
avatar
カルセラ
洗い物をする手はすっかり止まっている。
avatar
カルセラ
「あなたは、立派な方ですね」
avatar
片喰あずみ
「そうかな……」
avatar
カルセラ
「私は……」
avatar
カルセラ
「亡者を滅ぼすどころか、その蛮行を見逃し」
avatar
カルセラ
「半ば加担している始末です」
avatar
カルセラ
「私は気が付かないうちに……」
avatar
カルセラ
「亡者と化してしまっているのではないか」
avatar
カルセラ
「そんなふうに、時々思います」
avatar
カルセラ
己の濡れた手を握る。
avatar
片喰あずみ
「…………」
avatar
片喰あずみ
「別に、あんたとあたしにそう差があるとも思わんけどね」
avatar
片喰あずみ
「生きるために他者の命を奪ってる」
avatar
片喰あずみ
「そうしてる時点で救世主なんて大差ないだろ」
avatar
カルセラ
「あなたが生きるのは……」
avatar
カルセラ
「いつか、故郷へと戻るため、ですか?」
avatar
片喰あずみ
しばしの沈黙を挟んで、
avatar
片喰あずみ
「……ああ」
avatar
片喰あずみ
「そうだ」
avatar
片喰あずみ
その問いかけを首肯する。
avatar
カルセラ
「あなたたちなら、きっと……」
avatar
カルセラ
「ワンダーバッフェを、倒せると思います」
avatar
カルセラ
「船が来るにせよ、来ないにせよ……」
avatar
カルセラ
「そうなるのが、正しいあり方なのでしょう」
avatar
片喰あずみ
「…………」
avatar
片喰あずみ
「……あいつがあたしの障害になるなら倒す。それだけだ」
avatar
カルセラ
洗った食器を乾燥棚に置く。
avatar
カルセラ
「では、私は……その無事を祈ります」
avatar
片喰あずみ
「お祈りついでにあいつの弱点でも教えてくれよ」
avatar
片喰あずみ
自身も洗った皿を棚に置きながら、冗談めかして笑う。
avatar
カルセラ
「……サラマンダーという男がいました」
avatar
カルセラ
「かつての私の仲間です」
avatar
片喰あずみ
正直な所、尋ねておきながらそう期待していなかった。
avatar
カルセラ
「あなたも見ているかもしれません。あの背中の剣を」
avatar
片喰あずみ
ので、カルセラが話しだしたのに意外そうな目を向け。
avatar
片喰あずみ
「ああ……」
avatar
カルセラ
「サラマンダーは、ワンダーバッフェに大した傷をつけることはできませんでしたが」
avatar
カルセラ
「あの剣だけが、突き立ったまま残っています」
avatar
カルセラ
そう言い残して、洗い場を後にする。
avatar
片喰あずみ
立ち去るカルセラの背を見送り
avatar
片喰あずみ
「剣……」
avatar
片喰あずみ
自身も洗い場を後にした。






avatar
ロージィ
ラウンド1 あずみの手番 一方その頃
avatar
ロージィ
私は吸血鬼だ。
avatar
ロージィ
元々はただのメイドだった。屋敷のお嬢様と一番歳が近くて、仲がよかったくらい。
avatar
ロージィ
だからお嬢様の身の回りの世話をさせてもらうことが多かった。着替えを手伝ったり、トイレを換えたり、料理を運んだり。
avatar
ロージィ
ある日、お嬢様はどうしても、行きたい場所があるという。
avatar
ロージィ
仮面舞踏会。お互いの姿を隠しての交流会。姿がわからない分、貴族の中でも上や下のわからない無礼講。
avatar
ロージィ
お嬢様には憧れの男の人がいた。
avatar
ロージィ
数日前に香水の贈り物をしたから、きっと自分ならそれが彼だと気がつけると意気込んでいた。
avatar
ロージィ
一方で危険な噂もあった。吸血鬼の噂だ。 [編集済]
avatar
ロージィ
夜な夜な吸血鬼が現れて、処女を喰らうという。
avatar
ロージィ
あるいは吸血鬼に襲われれば、処女もまた吸血鬼になると。
avatar
ロージィ
私はお嬢様に危険な目にあってほしくなかった。けれどお嬢様はせがむ。
avatar
ロージィ
『どうしても彼と結ばれたいの』
avatar
ロージィ
『あなたは恋をしたことがないからわからないんだわ』
avatar
ロージィ
『聞こえる? 胸の音が。全身が彼に会いたいって言っているのよ』
avatar
ロージィ
……私はお嬢様のためにドレスを用意した。
avatar
ロージィ
馬車の手配をした。
avatar
ロージィ
何から何まで、奥様や他のメイドにバレないよう気をつける必要があった。
avatar
ロージィ
どうにかお嬢様を窓から送り出す。
avatar
ロージィ
それから、お嬢様の代わりにベッドに忍び込んで、寝るフリをした。
avatar
ロージィ
フリ、のはずだった。でも、その日はそんな調子だったから、すっかり疲れてしまっていて、眠り込んでしまった。
avatar
ロージィ
ふと、目を覚ました。
avatar
ロージィ
カーテンのはためく音。
avatar
ロージィ
強い風が吹いていたから、それで窓が開いてしまったのだろう。
avatar
ロージィ
私は眠ってしまったことに恥じ入りながら、ベッドから出た。
avatar
ロージィ
それで、気づく。
avatar
ロージィ
何かが立っている。
avatar
ロージィ
それは男の姿をしていた。
avatar
ロージィ
それはお嬢様の名前を言う。
avatar
ロージィ
私をお嬢様だと思いこんでいる。
avatar
ロージィ
悲鳴をあげようとしたが、でなかった。体が動かない。
avatar
ロージィ
冷たいなにかに全身を縛られているような感覚。
avatar
ロージィ
身動きがとれないまま、それは後ろから私を抱擁した。
avatar
ロージィ
そして、私の首を噛んだ。
avatar
ロージィ
もがくことも叫ぶこともできないまま、体が指先から恐ろしく冷たくなっていく。
avatar
ロージィ
端っこから存在が消えていくような感覚。
avatar
ロージィ
――吸血鬼。
avatar
ロージィ
吸血鬼に襲われたんだ。お嬢様と間違えられて。
avatar
ロージィ
私が目を覚ましたのは、それから3日後の墓場。
avatar
ロージィ
地べたに転がっていた。
avatar
ロージィ
噂では、吸血鬼の眷族になれば手厚く出迎えられるという。
avatar
ロージィ
きっと、私がお嬢様ではないと、連れ帰ってからわかったのだろう。
avatar
ロージィ
私は吸血鬼になり、そして一人になった。






avatar
片喰あずみ
ロージィに声をかけて、一緒に外へと出る。
avatar
ロージィ
「雪辱を晴らすぞ~!」
avatar
ロージィ
腕をぐるぐるまわしている。
avatar
片喰あずみ
ロージィには、ワンダーバッフェの正体についての推測と、剣の話だけを共有した。
avatar
ロージィ
それ、とって武器にしよう! とずっと言い張ってました。
avatar
ロージィ
絶対強いよ!
avatar
片喰あずみ
ということで、それを取りに向かっている。
avatar
片喰あずみ
1d12 シーン表 (1D12) > 8
avatar
GM
また墓地。
avatar
片喰あずみ
また墓地だ
avatar
GM
墓地でいい?
avatar
片喰あずみ
大丈夫です。
avatar
GM
じゃあ、例によって教会の裏手の墓地にワンダーバッフェはいます。
avatar
GM
後ろ足を畳んで座り、何をするでもなく墓の一つをじっと眺めています。
avatar
ロージィ
「やりづら…………」
avatar
ロージィ
「あずみ、やりづらい」
avatar
GM
墓地に出るっていうから
avatar
GM
バッフェわるくないもん
avatar
片喰あずみ
「じゃあ帰るか?」
avatar
ロージィ
「わ~か~り~ま~し~た~! 発揮します~~! 吸血鬼ならではの無慈悲さを存分に発揮します~~!!」
avatar
ロージィ
シャキーン!
avatar
ロージィ
「私が囮になるから、よろしくね」
avatar
片喰あずみ
「おう」
avatar
片喰あずみ
ワンダーバッフェの『背の剣』を才覚で抉ります。
avatar
片喰あずみ
クエストにも挑みます。
avatar
GM
OK
avatar
GM
では横槍をします
avatar
ワンダーバッフェ
choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 愛
avatar
ワンダーバッフェ
2d+2>=7 (2D6+2>=7) > 3[1,2]+2 > 5 > 失敗
avatar
ワンダーバッフェ
あっ……。
avatar
ワンダーバッフェ
横槍はなかった。
[ ワンダーバッフェ ] HP : 27 → 26
avatar
ワンダーバッフェ
判定をどうぞ。
avatar
片喰あずみ
ティーセット使います。
avatar
片喰あずみ
2d+4+2>=9 才覚 ティーセット (2D6+4+2>=9) > 6[5,1]+4+2 > 12 > 成功
avatar
ワンダーバッフェ
クエストともども成功ですね
avatar
ワンダーバッフェ
では演出をどうぞ
avatar
ロージィ
ワンダーバッフェと対峙するや否や、ロージィの体が燃え上がる。
avatar
ロージィ
身を焼き続ける炎が実際に熱を持ち、煌々と周囲を照らす。
avatar
ワンダーバッフェ
「…………」
avatar
ロージィ
その眩さで目を引きながら――
avatar
ワンダーバッフェ
首を揺らす。怪訝な様子でそれを視線で追う。
avatar
ロージィ
鋭利な爪でかすめるように裂く!
avatar
片喰あずみ
ロージィを囮に、ワンダーバッフェの後方へと回り込む。
avatar
ワンダーバッフェ
「!」
avatar
ロージィ
シャンデリアで照らされるよりも明るく、絢爛なる舞踏!
avatar
ワンダーバッフェ
ほんのかすり傷にしかならないが、それを敵対行動とみなし
前脚を振り上げる。
avatar
ワンダーバッフェ
そして振り下ろす!
avatar
ロージィ
見よ、火に架けられたるものほど、衆目を集めるものはない!
avatar
片喰あずみ
攻撃の後にできる隙を狙って、駆ける。
avatar
ワンダーバッフェ
まんまとあずみに背を晒す形となる。
avatar
ロージィ
その一撃を躱さずに受け止める!
avatar
片喰あずみ
救世主の脚力で瞬時に距離を詰め──
avatar
片喰あずみ
背中に突き刺さった剣に、手をかける。
avatar
ワンダーバッフェ
尾が背後を凪ぐが、その狙いは散漫だ。
avatar
片喰あずみ
「いただき!」
avatar
ワンダーバッフェ
「……!」
avatar
ロージィ
あずみが剣を奪うや否や、ぐしゃりと潰れたようにロージィの手応えはなくなる。
avatar
ワンダーバッフェ
悲鳴とも言えないような、掠れ軋むような音が喉の奥で鳴る。
avatar
ロージィ
影へと潜り、その足元から逃げ去る。
avatar
片喰あずみ
ずるりと剣を引き抜き、ワンダーバッフェの背から跳び退く。
avatar
ワンダーバッフェ
傷が広がる。
avatar
ロージィ
「ナイスあずみ!」
avatar
ワンダーバッフェ
ざくろのような血が滴る。
avatar
片喰あずみ
「ナイス囮~」
avatar
ワンダーバッフェ
何が起こったか理解できないというように、ロージィのいたあたりの地面を掻きむしる。
avatar
ワンダーバッフェ
苦し紛れに吐かれたブレスで、辺りにでたらめに草木が茂った。
avatar
ロージィ
「残念、私はこっちだよ~っ!」
avatar
ロージィ
スタコラサッサだ!
avatar
片喰あずみ
「お前に刺さってた剣、あたしがもらったぜ!」
avatar
片喰あずみ
「邪魔したらこれで穴だらけにすっからな!」
avatar
ロージィ
「魔剣サラマンダー、ゲット!」
avatar
GM
サラマンダーが困難な迷宮で手に入れた名剣があなたたちのもとに渡った。
avatar
ロージィ
ほんとにすごい剣だった!
avatar
片喰あずみ
いい剣をゲットした。
avatar
GM
彼が屈強であったことを示すように、剣の刃は分厚く、鋭さを保っている……
avatar
GM
ワンダーバッフェはあなたたちを追わない。逃げおおせることができるだろう。
[ ワンダーバッフェ ] 疵:背の剣 : 0 → -1
avatar
ロージィ
あずみとハイタッチして、教会の方へ。
avatar
ロージィ
受け止めたとはいえ一撃をもらいましたが、元気が取り柄です。
avatar
片喰あずみ
元気そうで何より。
avatar
ロージィ
あっ元気ないかも~急速に栄養補給が必要かもしれない~。
avatar
片喰あずみ
元気そうで何より(二度目)
avatar
ロージィ
速やかに必要かも~!
avatar
片喰あずみ
果実でも食べるか?
avatar
ロージィ
遠慮します。
[ 片喰あずみ ] ティーセット : 2 → 1
avatar
GM
とうみつゲットですね。
[ 片喰あずみ ] とうみつ : 0 → 1
avatar
GM
QUEST COMPLETED
avatar
片喰あずみ
やったぜ
avatar
GM
シーン終了です。
avatar
GM
本日はここまで。次回はPKの手番となります。
お疲れさまでした。
avatar
片喰あずみ
お疲れさまでした~
avatar
ロージィ
おつかれさまでした~!
avatar
GM
うお~
avatar
片喰あずみ
ウォウウォウ
avatar
GM
お集まり(略)ます! 宝島三日目です
avatar
ロージィ
よろしくおねがいしまーす
avatar
片喰あずみ
よろしくおねがいします!
avatar
GM
~ここまでのあらすじ~
墓場竜ボチボチドラゴンとの前哨戦に勝利し、いろいろゲットしました
avatar
GM
そしてPKの行動です。
avatar
GM
とりあえずシーン表でも振るかな
avatar
GM
1d12 (1D12) > 4
avatar
GM
森だ
avatar
GM
ロージィさんを抉ろっかな♪と思っているのですが、森に出てきていただけますか?
avatar
ロージィ
は~い
avatar
GM
わーい
avatar
ロージィ
じゃあ二人が食べるための新鮮な食料を調達しちゃおっかな。愛溢れる吸血鬼ちゃんだから。
avatar
GM
流石だな~
avatar
ロージィ
カゴに新鮮な果物とか、捕まえた鳥とかを入れていきます。
avatar
GM
色鮮やかな鳥や果物がいます。
avatar
ロージィ
「これ美味しいのかな~。亡者よりはマシかな?」
avatar
GM
九官鳥とか鸚鵡とか。パイナップルとかバナナとか。
avatar
ロージィ
捕まえてその場でかぶりついて血抜きをするため、すぐに美味しくいただけるようになります。
avatar
GM
狩人だ
avatar
ロージィ
吸血鬼がいると血抜きが捗るので、みなさん、お得ですよ~~!!
avatar
カルセラ
知見だなあ
avatar
カルセラ
そうしていると、同じように食糧を調達しているカルセラと出くわします。
avatar
ロージィ
人間以外の血はクソまずいですが、果物より食べれますね。
avatar
ロージィ
じゃあ九官鳥にかぶりついてるところで見つかりました。
avatar
カルセラ
「おや……ロージィさんも採集に来ていたんですか」
avatar
ロージィ
「もがもが」
avatar
カルセラ
「……」
avatar
カルセラ
あんまりな光景に一瞬固まってしまった。
avatar
ロージィ
「あっ、カルセラ。元気~?」
avatar
カルセラ
「はい。私は大丈夫ですが……」
avatar
カルセラ
「ロージィさんはいかがですか?
 あの時はすみません……」
avatar
カルセラ
頭を下げる。例のブレスの事件のことを言っているようだ。
avatar
ロージィ
「ううん、大丈夫だよ~。私こそごめんね」
avatar
ロージィ
色々気が立っててね。色々魔が差してね。魔だからね。
avatar
カルセラ
変わりない態度に、少しほっとした様子。
avatar
ロージィ
血が抜けてちょうどよくなった九官鳥をカゴにぽいっと入れます。
avatar
カルセラ
「ロージィさんは優しい方ですね」
avatar
カルセラ
「吸血鬼、というものには遭ったことがなかったのですが……」
avatar
カルセラ
「もっと恐ろしいものかと思っていました」
avatar
ロージィ
「えーっ、言われたことないな~。そんなことないよ~。そうかな~? え~?」
avatar
ロージィ
明らかに嬉しそうにします。
avatar
カルセラ
「あはは…………」
avatar
ロージィ
「カルセラちゃんの方が優しいよ~」
avatar
ロージィ
女子づきあい仕草です。
avatar
カルセラ
同じように果物や木の実を採取する。
avatar
カルセラ
「私は他にできることがないだけですよ」
avatar
ロージィ
「ここはゆっくりできていいね」
avatar
カルセラ
「そうですね……」
avatar
カルセラ
「きっと恵まれた場所なんだろうと思います」
avatar
ロージィ
他にできることがないという状態は、堕落の国では豊かなことといってもいい。
avatar
ロージィ
まあ吸血鬼は堕落の国向きだから責務だけやってればオールオッケーですけど?
avatar
ロージィ
あずみがおなかすいちゃうからな~!
avatar
カルセラ
「……」
avatar
カルセラ
「あなたがあずみさんといるのも、……優しさからですか?」
avatar
ロージィ
「私は別に優しくないよ」
avatar
ロージィ
「うーん」
avatar
ロージィ
「まあ寂しいからじゃないかな。一人でいるのは」
avatar
カルセラ
「そう……」
avatar
ロージィ
「カルセラは寂しくない?」
avatar
カルセラ
近くに生えていた樹の肌を撫でる。
avatar
カルセラ
「私のことは、お気になさらなくて大丈夫です」
avatar
カルセラ
「ロージィさんは……」
avatar
カルセラ
「今は寂しくないんですか?」
avatar
ロージィ
「あずみといたら寂しくないよ」
avatar
ロージィ
「あずみだけだよ。ここに来てからも、ここに来る前も」
avatar
カルセラ
「あなたほど愛らしい人なら」
avatar
カルセラ
「自分から血を差し出すような人も、出てくるように、私には思えますけれどね」
avatar
ロージィ
「あはは、そうかも」
avatar
ロージィ
かわいい吸血鬼です。
avatar
カルセラ
「どうして、あずみさんじゃないと、駄目なんでしょうね」
avatar
カルセラ
どこか独りごちるような響き。
avatar
ロージィ
「多分、それは……」
avatar
ロージィ
「あずみじゃなかったら、私はここではただの救世主になっちゃうからね」
avatar
ロージィ
「私を吸血鬼だ~って見るのは、あずみだけだから」
avatar
ロージィ
「そうじゃなかったら、ちょっと変わった救世主でしかないもん、もう」
avatar
ロージィ
全部心の疵の力だから。
avatar
カルセラ
「……」
avatar
カルセラ
「でも、それでは」
avatar
カルセラ
「あずみさんは……」
avatar
カルセラ
絶対に、あなたのものにはならないのではないか。
avatar
カルセラ
あなたのものになったとき、あなたの望むものではなくなってしまうのではないか。
avatar
カルセラ
それを、口に出すことはできないし、しなかった。
avatar
ロージィ
矛盾している。許されたいという思いと、許されたくはないという二つの思い。
avatar
カルセラ
けれど、聡明なあなたなら、伏せられた言葉も、わかってしまうだろう。
avatar
カルセラ
それはずっとあなたも理解しているはずのことだから。
avatar
ロージィ
そうでなければ、半身が燃え続けてなどはいない。
avatar
カルセラ
*ロージィの「眷族にしたい?」を抉ります。
avatar
カルセラ
横槍はございますか?
avatar
片喰あずみ
横槍……入れます……
avatar
カルセラ
choiceからどうぞ。
avatar
片喰あずみ
choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 愛
avatar
カルセラ
avatar
片喰あずみ
ウーン
avatar
カルセラ
読んでるなあ
avatar
ロージィ
愛? ラブパワーですよ~!
avatar
片喰あずみ
2d6>=7 (2D6>=7) > 6[5,1] > 6 > 失敗
avatar
片喰あずみ
足りなかったので特に駆けつけたりできませんでした
avatar
カルセラ
はい。
avatar
カルセラ
では普通に判定します
avatar
カルセラ
HP減らしておいてくださいね
[ 片喰あずみ ] HP : 16 → 15
avatar
ワンダーバッフェ
2d+4>=7 才覚 (2D6+4>=7) > 10[6,4]+4 > 14 > 成功
avatar
ワンダーバッフェ
出目が良すぎる
avatar
ワンダーバッフェ
というわけで成功しました。
[ ロージィ ] 眷族にしたい? : 0 → 0
[ ロージィ ] 眷族にしたい? : 0 → -1
avatar
ロージィ
「カルセラ」
avatar
ロージィ
「私は優しくなんかないんだよ、本当に」
avatar
カルセラ
「……あなたがそう言うなら、そうかもしれませんね」
avatar
ロージィ
「どうすればいいか、わかってる、ずっと」
avatar
ロージィ
「ただ先延ばしにしていただけ」
avatar
ロージィ
「踏ん切りがつかなかっただけ」
avatar
カルセラ
それは、どちらかと言えば、弱さと表現されるべきものなのかもしれない。
avatar
ロージィ
「本当は……」
avatar
ロージィ
吸血鬼はそれを永遠にする方法を知っている。
avatar
カルセラ
「でも……私はそれを許したいと思っています」
avatar
カルセラ
「……私も、ただ、先延ばしにしているだけだから」
avatar
カルセラ
「なんて」
avatar
カルセラ
「私の許しなんて、あなたは必要とはしていないでしょうけれどね」
avatar
ロージィ
「カルセラは、優しいね」
avatar
ロージィ
本当に優しいのか、優しくないのか。本人がそう思っているのか、思っていないのか。
avatar
ロージィ
あるいはただ言葉だけのままに、優しいね、という言葉を送り交わす。
avatar
カルセラ
言葉は空疎にすれ違う。
avatar
カルセラ
届かせたくてもがくのか、届くことを恐れてたゆたうのか。
avatar
カルセラ
シーンは終わりです。
avatar
ロージィ
大丈夫でーす。
avatar
ロージィ
あーん抉れちゃいました~。
avatar
GM
ラウンド終了ですが、マスターシーンが挟まります。
avatar
GM
あなたたちとカルセラが仮初の穏やかな日常を過ごすうちに、数日が経過しました。
avatar
GM
このまま本当に、穏やかに日々が過ぎ去ってしまうのではないか。
そう、錯覚しかけていたある日のこと。
avatar
GM
あなたたちが目覚めたある朝、カルセラが血相を変えて部屋に飛び込んできます。
avatar
カルセラ
「おふたりともっ! 起きてますか?」
avatar
ロージィ
「どうしたの?」
avatar
片喰あずみ
「なんだなんだ」
avatar
カルセラ
深呼吸をひとつ。
avatar
カルセラ
「説明するよりも……」
avatar
カルセラ
「ご覧になっていただいたほうが、早いと思います」
avatar
カルセラ
そう言って、あなたたちを連れてどこかに案内しようとします。
avatar
片喰あずみ
「ああ……」
avatar
片喰あずみ
ついてゆく。
avatar
ロージィ
もちろん行きます。
avatar
GM
では。
avatar
GM
あなたたちが向かったのは、あの砂浜です。
avatar
GM
一見して、何の変化もないように見えます。
avatar
カルセラ
「……私の思い違いでないことを、あなたたちにも、確認してほしくて」
avatar
片喰あずみ
「…………」
avatar
カルセラ
海の彼方、水平線を指差します。
avatar
ロージィ
「……」
avatar
GM
それもやはり、以前訪れたときと変わらない水平線に見えた。
avatar
GM
いや、ほんの少しだけ異なるところがある。
avatar
GM
なにか……
avatar
片喰あずみ
予感はしていた。カルセラがあんなにも血相を変えるような出来事といえば……。
avatar
GM
なにか小さな黒い影が、動いているように、あなたたちにも見える。
avatar
GM
それは……
avatar
GM
目を凝らせば、
avatar
ロージィ
「……」
avatar
GM
船のように、見えなくもない。
avatar
片喰あずみ
心臓が、強く脈打っている。
avatar
片喰あずみ
そんな、まさか、本当に?
avatar
ロージィ
「あはっ、あはははっ、あははっ」
avatar
ロージィ
「よかったね、カルセラ、あずみ」
avatar
ロージィ
「伝説は本当だったんだね~!」
avatar
ロージィ
「よかったね~」
avatar
カルセラ
「……ま、まだ、わかりませんよ」
avatar
カルセラ
カルセラの表情に笑顔はない。
avatar
カルセラ
「この距離では、あれが船かどうかなんて、わかりませんし……」
avatar
片喰あずみ
「…………あ、あ」
avatar
片喰あずみ
「本当に船だとしても、伝説の通り、かは……」
avatar
片喰あずみ
掠れた声。視線は水平線に向けたまま。
avatar
ロージィ
「なーに後ろ向きなこと言ってるの! もっと前向きにならなきゃ~」
avatar
ロージィ
ばしんばしんとあずみの背中を叩く。
avatar
片喰あずみ
「…………」叩かれている。
avatar
片喰あずみ
「そう、だな……」
avatar
カルセラ
「まあ……」
avatar
カルセラ
「いずれにせよ、この距離では、私達にできることはありませんし」
avatar
カルセラ
「ひとまずは、いつもどおりに過ごすことと、しましょうか……」
avatar
カルセラ
平静を保とうとしているが、重ねた自分の手が震えている。
avatar
カルセラ
「……私の目がおかしくなったわけではないらしくて、よかったです」
avatar
片喰あずみ
「ああ……」
avatar
ロージィ
……あずみに直接帰りたいか確認したことはない。聞くのが怖かったから。
avatar
ロージィ
けれども海の向こうをずっと見ているのを見て、わかっていた。
avatar
ロージィ
今のリアクションで、確信した。
avatar
ロージィ
「堕落の国でのやりのこし、ないようにしないとね」
avatar
片喰あずみ
「…………」
avatar
片喰あずみ
視線は変わらず、遠くの波間に揺れる何かに向けられている。
avatar
片喰あずみ
期待。それと同時に、裏切られたらという恐ろしさがある。
avatar
ロージィ
「大丈夫だよ、あずみ」
avatar
ロージィ
「大丈夫」
avatar
片喰あずみ
「ロージィ……」
avatar
片喰あずみ
ゆっくりとロージィを見る。
avatar
片喰あずみ
「…………」
avatar
片喰あずみ
「ああ……」
avatar
GM
三人は、誰が最初にそうしたのか、一人ずつ海岸から消えていく。
avatar
GM
まだ答えを、先延ばしにすることはできる。
avatar
GM
今はまだ。
avatar
GM
第一ラウンド終了。第二ラウンドに入ります。
次へ