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GM
クエストが追加されました
クエスト:家探し
概要:教会やその周辺には、なにか役に立つものが眠っているはずだ。
目標値:9
消滅条件:2回挑戦するか、お茶会終了と同時に消滅。
成功:挑戦PCは「フライパン」もしくは「水パイプ」を手に入れる。
失敗:痛い!なぜこんなところにうにが!?挑戦PCはHPを1点減少させる。
放置:何も起こらない。
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GM
以上です 行動順は、相談かダイスで決めてください
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片喰あずみ
ロージィちゃん後手がいいとのことなので先に動きます。
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GM
ふたりともそれでよさそうなら、そちらからどうぞ。
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ロージィ
やった~!
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ロージィ
後手がいいでーす!
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GM
どうぞどうぞ
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片喰あずみ
ロージィの心の疵に何かします。流れ次第です……。
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GM
何かが起きる
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片喰あずみ
1d12 とりあえずシーン表 (1D12) > 3
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片喰あずみ
3.海を見下ろせる崖。カルセラはこの場所を“神様の足台”と呼んでいる。誰かが立てた、旗のようなものがある。
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片喰あずみ
海を見てしまう……
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ロージィ
「あーずみっ」
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ロージィ
「お茶にしよ~」
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ロージィ
トレーにティーセットを乗せて持ってきました。二人分のカップがある。
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片喰あずみ
「ん……」
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片喰あずみ
声をかけられて振り返る。
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片喰あずみ
「ああ……」
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ロージィ
適当な岩場にトレーを置いて腰掛ける。
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片喰あずみ
朝よりは落ちついているが、やはりどこか心ここにあらずといった様子。
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片喰あずみ
ロージィの前に腰を下ろす。
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ロージィ
「あずみは舌バカだからわからないかもだけど、私はお嬢様にもお茶入れるのうまいって褒められてたんですよ~」
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片喰あずみ
「お嬢様……」
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片喰あずみ
「何。メイドでもやってたの、お前」
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片喰あずみ
あずみがロージィの過去に興味を示すのは、初めてのことだ。
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ロージィ
「きゃ~っ。あずみが私に興味を?」頬を手で覆ってくねくねします。
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ロージィ
「うん、メイドやってた」
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片喰あずみ
いつもなら、誰が舌バカだとでも突っ込んで、それだけ。
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片喰あずみ
「ふーん……」
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片喰あずみ
ぶっきらぼうに相槌を打ちながら、続きを促すようにロージィを見る。
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ロージィ
「ただのメイドだったんだけど、もろもろでお嬢様と間違えられて、眷族にされちゃったんだよね~」
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ロージィ
「でも違うってわかったのか、起きるまえにポイされちゃった」
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片喰あずみ
「…………そうか」
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ロージィ
「だから野良の吸血鬼だったんですよ、野良の」
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ロージィ
「野宿が得意!」
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片喰あずみ
「…………」
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片喰あずみ
そりゃあ、大変だっただろうな。
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片喰あずみ
ハンターからすれば、野良は狩りやすい部類に入る。さぞ追い立てられたことだろう。
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ロージィ
地位も人脈もない吸血鬼です。
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ロージィ
「だからあずみが一緒に旅してくれてうれしかったな」
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ロージィ
「こうなってからずっと一人だったから」
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片喰あずみ
「……そう」
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片喰あずみ
「…………」
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片喰あずみ
「…………あたし、も、まあ」
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片喰あずみ
「助かったよ」
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片喰あずみ
「お前がいて」
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ロージィ
「……」
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ロージィ
「あずみは帰るんだよね」
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片喰あずみ
「…………ああ」
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ロージィ
「私は残る」
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片喰あずみ
「そう、か……」
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ロージィ
「こっちのほうが生きやすいもん。日は差さないし、殺しても怒られないし」
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ロージィ
「向こうじゃ誰も待ってないしね」
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片喰あずみ
「…………」
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ロージィ
「というか捕まって処刑されてたとこだし~」
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ロージィ
堕落の国だと無罪って力で勝ち取れるんですよ!
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片喰あずみ
ちら、とロージィの半身を焼く炎に目を向ける。
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ロージィ
燃えている。
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ロージィ
「知ってる? 火に架けられるとめっちゃ大変なんだよ」
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片喰あずみ
「…………」
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片喰あずみ
「……知ってる」
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ロージィ
「知ってた! さすがあずみ!」
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ロージィ
「まあ知ってるよね。あずみの武器、吸血鬼を狩る武器だもんね」
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片喰あずみ
「……ああ」
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片喰あずみ
「あたしのいたとこでも、火を使うことは多かった……」
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ロージィ
「あずみ銀のアクセサリーしてるから抱きつくとよく顔とかに当たって火傷してるんだよ~~」
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ロージィ
銀のアクセサリーはんたーい! はんたーい!
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片喰あずみ
「そりゃ、悪かったな……」
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ロージィ
「今日は急にしおらしいね」
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ロージィ
「調子狂うなぁ」
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ロージィ
「まあしおらしいあずみもかわいいけど……?」
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片喰あずみ
「別にかわいかないだろ……」
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片喰あずみ
思い出したように、ティーカップに口をつける。
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ロージィ
すする。うーん美味しい。
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片喰あずみ
「……うまい」
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ロージィ
「そうでしょうそうでしょう」
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片喰あずみ
「……ああ」
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片喰あずみ
ティーカップの中の、揺れる水面を見ている。
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ロージィ
「あずみにとっては大変でしょ、堕落の国」
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ロージィ
「心残りもないだろうし、帰りたいよね」
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片喰あずみ
「…………」
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ロージィ
「向こうに恋人とかいるのかな? 彼氏? 旦那さんとか?」
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ロージィ
「少なくとも友達くらいいるでしょ~」
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片喰あずみ
「……恋人は、いない」
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片喰あずみ
「死んだよ」
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片喰あずみ
水面に視線を落としたまま答える。
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ロージィ
「そっかあ」
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片喰あずみ
「ああ……」
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片喰あずみ
「…………」
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片喰あずみ
「……彼の、子供がいて」
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片喰あずみ
「あたしが、引き取ってたんだ……」
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ロージィ
「そっかあ」
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ロージィ
「心配だねえ」
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片喰あずみ
小さく頷く。
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片喰あずみ
ロージィの過去に興味を示したのと同様に、自らのことを彼女に語るのも初めてのことだ。
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ロージィ
「それは帰りたいねえ」
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片喰あずみ
「狩りの、途中だったんだ……」
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ロージィ
「うん」
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ロージィ
「……いいな」
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片喰あずみ
わずかに顔を上げる。
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ロージィ
「心配とかされないから」
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ロージィ
「あずみの預かってる子が羨ましい」
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ロージィ
「なーんて」
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ロージィ
「人を食べる化物が言えたもんじゃないね」
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片喰あずみ
「…………」
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片喰あずみ
ロージィの『許されざる者 / 許されし者』を舐めます。
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片喰あずみ
才覚で。クエストもやります。
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GM
OK
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GM
横槍に入ります
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ワンダーバッフェ
choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 猟奇
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ワンダーバッフェ
ないんだよな
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ワンダーバッフェ
2d6+0>=7 猟奇 (2D6+0>=7) > 7[2,5]+0 > 7 > 成功
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ワンダーバッフェ
足りた
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ワンダーバッフェ
1d6 減少 (1D6) > 6
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ワンダーバッフェ
やる気がすごい
[ ワンダーバッフェ ] HP : 26 → 25
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片喰あずみ
ティーカップ使います
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ワンダーバッフェ
どうぞ
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片喰あずみ
2d6+4+2-6>=7 (2D6+4+2-6>=7) > 7[6,1]+4+2-6 > 7 > 成功
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ワンダーバッフェ
おお
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GM
舐めは成功ですがクエストは失敗ですね
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片喰あずみ
ウニにやられました
[ 片喰あずみ ] HP : 15 → 14
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片喰あずみ
「……なりたくて」
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片喰あずみ
「なったわけじゃ、ないだろ」
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ロージィ
「……それでみんなが許してくれるわけじゃない」
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片喰あずみ
「……ああ」
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片喰あずみ
「……あたしも」
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片喰あずみ
「もし元の世界で会ってたら、お前を殺しただろうな」
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片喰あずみ
「でも、会ったのがここだったから、そうはならなかった」
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ロージィ
「うん」
avatar
ロージィ
「もし元の世界で合ってたら、私もあずみさんのこと殺してたかも」
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ロージィ
「この世界であったから、今までずっと一緒にいた」
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片喰あずみ
「ああ」
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片喰あずみ
「……そう、ならなくて」
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片喰あずみ
「よかった、と、思う」
[ ロージィ ] 許されざる者 / 許されし者 : 0 → 1
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ロージィ
「でも、あずみ」
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ロージィ
「私は吸血鬼だよ」
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片喰あずみ
「……そうだな」
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ロージィ
「知ってる? 吸血鬼ってさ」
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ロージィ
「貪欲で、満たされることを知らなくて、邪悪なんだって」
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片喰あずみ
知っている。嫌というほどに。
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ロージィ
そうでしょうね。
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ロージィ
そしてそれを改めて確認することになる。
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ロージィ
今。
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ロージィ
あずみを押し倒す。
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片喰あずみ
「……っ、おい!」
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ロージィ
カップが落ちる。割れる音。
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ロージィ
「あずみを手放したくない」
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ロージィ
「どこにも行ってほしくない」
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片喰あずみ
「お前……」
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ロージィ
私は優しくなんかない。
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片喰あずみ
「……どう言われても、あたしは帰る」
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片喰あずみ
「どけ……」
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ロージィ
「……」
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ロージィ
顔を首に近づける。
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ロージィ
冷たい吐息があなたの首筋を撫でる。
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ロージィ
死が息づいている。
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片喰あずみ
「ロージィ……!」
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片喰あずみ
華奢な身体を押し返そうと暴れる。
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ロージィ
「かわいい吸血鬼だって油断してた?」
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ロージィ
「私は吸血鬼だよ」
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片喰あずみ
こいつは。
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片喰あずみ
こいつだけは、違うのではないかと。
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ロージィ
「あなたを吸血鬼にする」
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片喰あずみ
心を許しても、いいのではないかと。
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ロージィ
力づくで押さえつけている。
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片喰あずみ
「やめろ……!」
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ロージィ
吸血鬼は貪欲だ。
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ロージィ
一つ心を許すことを求めれば、もう一つ、心をくれることを求める。
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ロージィ
離れてしまうとわかったならば、その心を奪わずにはいられない。
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片喰あずみ
分かりあえるかもしれないなんて。
どうして、そんな風に思ってしまったのだろう。
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ロージィ
「じゃあ、あずみは、行かないで、って言ったら聞いてくれる?」
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片喰あずみ
恋人は死んだ? 違う。
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片喰あずみ
殺したのだ。この手で。
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片喰あずみ
吸血鬼になったから。
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片喰あずみ
「…………」
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片喰あずみ
「……いや」
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片喰あずみ
「聞かない」
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ロージィ
「だよね」
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片喰あずみ
吸血鬼は、人とは違う、共存できない生き物だから。
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ロージィ
「だから」
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片喰あずみ
それを知っていたはずなのに。
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ロージィ
「あずみを吸血鬼にしたら、行かせてあげるよ」
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片喰あずみ
「っざ、けんな……!」
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ロージィ
「一つ許してくれたら、一つ、許してあげる」
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ロージィ
「ねえ、私の眷族になってよ、あずみ」
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ロージィ
あずみ自身による横槍を許すかわりに、心の疵『狩人の誓い』を抉ったら吸血鬼?にしていいですか?
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GM
GMとしては問題ありません
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片喰あずみ
いやだ………………(いいです)
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ロージィ
「許されない世界で生きて」
avatar
ロージィ
「空に月がかかるたび、あずみは私を許さない」
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ロージィ
「そしたらあずみの心は」
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ロージィ
「私のもの」
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ロージィ
あずみの心の疵『狩人の誓い』を抉ります。
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ロージィ
クエストもしちゃお。
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片喰あずみ
横槍します……
[ 片喰あずみ ] HP : 14 → 13
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片喰あずみ
choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 愛
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片喰あずみ
ギーーー
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片喰あずみ
2d6>=7 (2D6>=7) > 6[4,2] > 6 > 失敗
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GM
また1足りてない
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ロージィ
ティーセット使用。
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ロージィ
ないな!
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GM
ないよ……
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ロージィ
2d6+4=>7 判定(+愛:4) (2D6+4>=7) > 5[3,2]+4 > 9 > 成功
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GM
ワァ……
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GM
クエストも成功です。好きな方の小道具をどうぞ
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片喰あずみ
オギャ・・・・・・
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ロージィ
成功しちゃった?
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ロージィ
水パイプもらいます?
[ 片喰あずみ ] 狩人の誓い : 0 → -1
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ロージィ
「あずみ、私、あずみのことが好き」
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ロージィ
「吸血鬼になって、初めて一人じゃないって思えた」
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片喰あずみ
「やめろ……」
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片喰あずみ
押さえつけられた身体でもがく。
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片喰あずみ
「やめて、くれ……」
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ロージィ
「いいよ、許さなくても、許されなくても」
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ロージィ
「私はあずみに、酷いことをするんだからね――」
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ロージィ
首筋に牙を立てる。
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ロージィ
冷たい二つの点が侵襲する。
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片喰あずみ
「────あ」
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ロージィ
あずみの人たらしめるものを吸い上げる。
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片喰あずみ
硬く冷たいものが自分の内に食い込んでいる。
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ロージィ
これは、堕落の国にあってもなお残る、心の疵の力。
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ロージィ
吸血鬼の力。
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片喰あずみ
奪われる。熱を、命を。
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ロージィ
あなたは私を許さない。
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片喰あずみ
押さえつけられた下で、あずみの身体がびくびくと痙攣する。
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ロージィ
抵抗するあずみが愛おしい。その抵抗がゆるんでいくのが愛らしい。死にゆく体の痙攣が可愛らしい。
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ロージィ
「あずみのことが好き」
avatar
ロージィ
「やっぱりあずみの血は」
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ロージィ
「本当にまずいね……」
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片喰あずみ
冷たくなってゆく肉体を知覚する。
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片喰あずみ
それを知覚する意識すらも薄れてゆく。
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ロージィ
満たされていく。果物や、鳥の血では満たされなかった飢えが。
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ロージィ
吸血鬼の力は、奪う力。
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ロージィ
あなたの命を奪って私は満たされる。
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片喰あずみ
痙攣すらも、徐々に小さなものになっていく。
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ロージィ
……。
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ロージィ
顔を上げる。血で汚れた顔を。
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ロージィ
蒼白して横たわるあずみ。
avatar
ロージィ
抵抗して髪が乱れているあずみ。
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ロージィ
鋭い爪の生えた指先で、その髪を整える。
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ロージィ
私が壊してしまったあずみを。
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片喰あずみ
あずみだったモノ。
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片喰あずみ
その、もはや血の通わない身体が。
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片喰あずみ
ひくり、と動く。
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ロージィ
それをじっと見ている。
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片喰あずみ
「……あ」
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片喰あずみ
「あ、あ…………」
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ロージィ
「……おはよう」
avatar
片喰あずみ
確かめるまでもなく、自覚する。
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片喰あずみ
自分は確かに死んだ。
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片喰あずみ
そして、吸血鬼に、なった。
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ロージィ
あなたを吸血鬼にした。
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片喰あずみ
人との共存の叶わぬ化け物に。
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片喰あずみ
人を害して奪う存在に、なってしまった。
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片喰あずみ
倒れ伏したまま、顔を覆う。
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ロージィ
かわいそうなあずみ。
avatar
ロージィ
吸血鬼なんて、出会ったそのときに殺しておけばよかったのに。
avatar
片喰あずみ
致命的な過ちだった。
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片喰あずみ
今更どうしようもないことだが。
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ロージィ
「教会に帰ろ」
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ロージィ
「歩けないなら、抱っこしてあげる」
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ロージィ
手をのばす。
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片喰あずみ
その声を聞いているのかいないのか。
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片喰あずみ
嗚咽のような、呻きのような声を漏らしている。
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ロージィ
「……」
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ロージィ
頭を撫でながら、ずっとそばにいる。
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ロージィ
ずっとそばにいる。日が暮れても、何日経ったって。
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ロージィ
あなたのことが好き。たとえ、壊してしまっても。
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GM
……
avatar
GM
“ああ。何という恐ろしい責め苦でしょう。
この美しい、楽しい島はもうスッカリ地獄です。”
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GM
“神様、神様。
あなたはなぜ私たち二人を、
一思いに屠殺(ころ)して下さらないのですか…………。”
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GM
……
avatar
GM
シーンを終了します。
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GM
次はPKの手番ですね。あずみさんを抉りに行きます。
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片喰あずみ
はい……
avatar
GM
どうしようかな
avatar
GM
教会に戻った後どう過ごしてるんだろ
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片喰あずみ
どうしよう 多分何もできません……
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片喰あずみ
部屋で塞いでます
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GM
了解
avatar
カルセラ
あれからどれぐらい経っただろうか。
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カルセラ
数日かも知れないし数時間かもしれない。
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カルセラ
あなた一人がいる部屋の扉を、ノックする音がする。
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カルセラ
「私です」
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片喰あずみ
しばしの間を置いて、「何」とだけ返事がある。
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カルセラ
「温かいお茶を持ってきました」
avatar
カルセラ
「……今、入らないほうが良いですか?」
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片喰あずみ
「…………」
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片喰あずみ
「……血が」
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片喰あずみ
「ほしくなるかもしれない」
avatar
カルセラ
「…………そう、ですか」
avatar
カルセラ
それ以上を尋ねはしない。
avatar
カルセラ
少しの沈黙が流れる。
avatar
カルセラ
「あれから」
avatar
カルセラ
扉越しの声。
avatar
片喰あずみ
「……」
avatar
カルセラ
「また、海の様子を見に行きました」
avatar
カルセラ
「“船”は……やっぱり、少しずつ、近づいているみたいです」
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片喰あずみ
「…………そう、か」
avatar
GM
永遠にふさぎ込むことを、この世界は許しはしない。
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片喰あずみ
いっそ船なんか来なければいいのに。
avatar
GM
先延ばしにしても、選択の時はやがて訪れる。
avatar
カルセラ
「私は……」
avatar
カルセラ
「それを待ち望んでいたはずなのに」
avatar
カルセラ
「本当にそれが来てしまうと」
avatar
カルセラ
「どうしたらいいのか、わからなくなってきています」
avatar
片喰あずみ
「…………」
avatar
片喰あずみ
本当に船が来たら、選ばなければならない。
avatar
カルセラ
「私は…」
avatar
カルセラ
「この堕落の国で、罪を犯しました」
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片喰あずみ
「……罪」
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カルセラ
「その罪の証は、今も、ずっと、私につきまとっています」
avatar
カルセラ
「嫌でも、目に入るような形で」
avatar
カルセラ
その罪自体は、きっとありふれたものだ。この堕落の国においては。
avatar
カルセラ
だが、陳腐さが罪を薄めることにはならない。
avatar
カルセラ
「どっちなんでしょうね」
avatar
カルセラ
「あの子は、私を護りたいのか」
avatar
カルセラ
「それとも、戒めたいのか」
avatar
カルセラ
カルセラがあの子と呼ぶ存在は、ひとつしかない。
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片喰あずみ
「さあね……」
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片喰あずみ
亡者に心はない、と、言われている。
avatar
カルセラ
「……そうですね。こんなこと訊かれても、困りますよね」
avatar
カルセラ
「私も……冷静ではないみたいです」
avatar
片喰あずみ
「……都合のいいように」
avatar
片喰あずみ
「見ればいいんじゃないか」
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片喰あずみ
「それが嫌なら文句でもつけてくるだろ……」
avatar
カルセラ
「……あはは」
avatar
カルセラ
「……私は、この堕落の国で生きるのには、向いていないみたいですね」
avatar
片喰あずみ
「向いてないよ」
avatar
カルセラ
「……あなたは」
avatar
カルセラ
「……帰れますか?」
avatar
カルセラ
「……罪を犯した身で、大事な人の前に、戻れますか……?」
avatar
カルセラ
*あずみの「守りたいもの」を抉ります。
avatar
カルセラ
横槍はありますか?
avatar
ロージィ
*横槍します?
avatar
カルセラ
ではchoiceからどうぞ
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ロージィ
Choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 猟奇
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ロージィ
2d6+1=>7 判定(+猟奇:1) (2D6+1>=7) > 8[6,2]+1 > 9 > 成功
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ロージィ
1d6 (1D6) > 5
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カルセラ
でかい
avatar
ワンダーバッフェ
ヤリイカはないか。
avatar
ロージィ
ないよ~
avatar
ワンダーバッフェ
2d6+4-5>=7 才覚 (2D6+4-5>=7) > 5[3,2]+4-5 > 4 > 失敗
avatar
ワンダーバッフェ
失敗です。
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ロージィ
「大丈夫だよ、罪にまみれていても」
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ロージィ
廊下を歩いてくる。
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カルセラ
「……ロージィさん」
avatar
ロージィ
「たくさん人を殺しても、裏切っても」
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片喰あずみ
「…………」
avatar
ロージィ
「それでも誰かと一緒にいてもいい」
avatar
ロージィ
「あはは、面の皮が厚いって思う~?」
avatar
ロージィ
影になり、ドアの隙間から中へと入る。
avatar
ロージィ
そのドアを超えられる。
avatar
ロージィ
吸血鬼だから。
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片喰あずみ
「……!」
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片喰あずみ
扉から離れた部屋の隅に、うずくまるあずみの姿がある。
avatar
ロージィ
ちっちゃくなっててかわいいね。
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ロージィ
「……だって」
avatar
ロージィ
「それを示してくれたのは、あずみの方でしょ」
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ロージィ
「吸血鬼って知ってるのに、ずっとそばにいてくれたのは」
avatar
片喰あずみ
「…………」
avatar
ロージィ
「あずみだったじゃん」
avatar
片喰あずみ
それは、ただ、都合がよかったからで。
avatar
片喰あずみ
ずっと、自分にそんな言い訳をし続けてきた。
avatar
ロージィ
「怯えていればいいよ。後ろめたく思っていればいいんじゃない」
avatar
ロージィ
「いつか誰かが裁きにくるかもしれないし、狩りにくるかもしれないけど」
avatar
ロージィ
「いつかあなたに殺される日がくるか」
avatar
ロージィ
「私自身の手で壊してしまう日がくるか」
avatar
ロージィ
「あるいは誰かに関係なく殺されちゃう日がくるか」
avatar
ロージィ
「いつかその日がくるって知っていても」
avatar
ロージィ
「別にそれでいいんじゃないの」
avatar
片喰あずみ
「…………」
avatar
片喰あずみ
「……あたし、は…………」
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片喰あずみ
どうして、吸血鬼は狩られると分かっていながら人と関わるのか。
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片喰あずみ
血がほしいにしてももっとうまくやらないものか、ずっと不思議だった。
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片喰あずみ
だけど、自分がなってみて、初めて理解できる。
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片喰あずみ
執着。衝動。
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片喰あずみ
「あたしは……」
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片喰あずみ
「帰りたい……」
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片喰あずみ
それはきっと、誰にとってもいい結果をもたらしはしないのに。
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ロージィ
「いいよ」
avatar
ロージィ
一つ奪った。だから、一つ許してあげる。
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片喰あずみ
彼女に吸血鬼にされたからだろうか。許されるのが心地よい。
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ロージィ
「逃げても、逃げなくても、罪は影みたいについてくる」
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ロージィ
「どこにいたって絶対に苦しい」
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ロージィ
「だから、ちゃんと向き合って苦しめ」
avatar
ロージィ
「カルセラも!」
avatar
ロージィ
それができないなら死ね!
avatar
ロージィ
生まれてこないほうがマシだ!
avatar
GM
カルセラの返事はない。
avatar
片喰あずみ
「…………」
avatar
GM
気配は遠ざかっていく。
avatar
片喰あずみ
犯した罪から、逃れることはできない。
avatar
片喰あずみ
精算する方法だってありはしない。
avatar
ロージィ
生まれたときから罪を負っている。
avatar
ロージィ
何もかもを傷つけずに生きることはできない。人だろうが、吸血鬼だろうが。
avatar
ロージィ
ならせいぜい、厚かましく生きていくしかない。
avatar
ロージィ
その時がくるのを怯えて!
avatar
GM
堕落の国の救世主が、神様からも人間からも救われ得ぬものだとするのなら。
avatar
GM
救うのは、己自身しかない。
avatar
GM
それが、耐え難い苦痛を伴うものであろうとも。
avatar
GM
……
avatar
GM
シーンを終わります。
次へ