クエスト:家探し
概要:教会やその周辺には、なにか役に立つものが眠っているはずだ。
目標値:9
消滅条件:2回挑戦するか、お茶会終了と同時に消滅。
成功:挑戦PCは「フライパン」もしくは「水パイプ」を手に入れる。
失敗:痛い!なぜこんなところにうにが!?挑戦PCはHPを1点減少させる。
放置:何も起こらない。
GM
以上です 行動順は、相談かダイスで決めてください
片喰あずみ
ロージィちゃん後手がいいとのことなので先に動きます。
GM
ふたりともそれでよさそうなら、そちらからどうぞ。
片喰あずみ
ロージィの心の疵に何かします。流れ次第です……。
片喰あずみ
1d12 とりあえずシーン表 (1D12) > 3
片喰あずみ
3.海を見下ろせる崖。カルセラはこの場所を“神様の足台”と呼んでいる。誰かが立てた、旗のようなものがある。
ロージィ
トレーにティーセットを乗せて持ってきました。二人分のカップがある。
片喰あずみ
朝よりは落ちついているが、やはりどこか心ここにあらずといった様子。
ロージィ
「あずみは舌バカだからわからないかもだけど、私はお嬢様にもお茶入れるのうまいって褒められてたんですよ~」
片喰あずみ
あずみがロージィの過去に興味を示すのは、初めてのことだ。
ロージィ
「きゃ~っ。あずみが私に興味を?」頬を手で覆ってくねくねします。
片喰あずみ
いつもなら、誰が舌バカだとでも突っ込んで、それだけ。
片喰あずみ
ぶっきらぼうに相槌を打ちながら、続きを促すようにロージィを見る。
ロージィ
「ただのメイドだったんだけど、もろもろでお嬢様と間違えられて、眷族にされちゃったんだよね~」
ロージィ
「でも違うってわかったのか、起きるまえにポイされちゃった」
ロージィ
「だから野良の吸血鬼だったんですよ、野良の」
片喰あずみ
ハンターからすれば、野良は狩りやすい部類に入る。さぞ追い立てられたことだろう。
ロージィ
「だからあずみが一緒に旅してくれてうれしかったな」
ロージィ
「こっちのほうが生きやすいもん。日は差さないし、殺しても怒られないし」
ロージィ
「というか捕まって処刑されてたとこだし~」
ロージィ
堕落の国だと無罪って力で勝ち取れるんですよ!
片喰あずみ
ちら、とロージィの半身を焼く炎に目を向ける。
ロージィ
「知ってる? 火に架けられるとめっちゃ大変なんだよ」
ロージィ
「まあ知ってるよね。あずみの武器、吸血鬼を狩る武器だもんね」
片喰あずみ
「あたしのいたとこでも、火を使うことは多かった……」
ロージィ
「あずみ銀のアクセサリーしてるから抱きつくとよく顔とかに当たって火傷してるんだよ~~」
ロージィ
銀のアクセサリーはんたーい! はんたーい!
ロージィ
「まあしおらしいあずみもかわいいけど……?」
片喰あずみ
思い出したように、ティーカップに口をつける。
片喰あずみ
ティーカップの中の、揺れる水面を見ている。
ロージィ
「あずみにとっては大変でしょ、堕落の国」
ロージィ
「向こうに恋人とかいるのかな? 彼氏? 旦那さんとか?」
片喰あずみ
ロージィの過去に興味を示したのと同様に、自らのことを彼女に語るのも初めてのことだ。
ロージィ
「人を食べる化物が言えたもんじゃないね」
片喰あずみ
ロージィの『許されざる者 / 許されし者』を舐めます。
ワンダーバッフェ
choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 猟奇
ワンダーバッフェ
2d6+0>=7 猟奇 (2D6+0>=7) > 7[2,5]+0 > 7 > 成功
ワンダーバッフェ
1d6 減少 (1D6) > 6
[ ワンダーバッフェ ] HP : 26 → 25
片喰あずみ
2d6+4+2-6>=7 (2D6+4+2-6>=7) > 7[6,1]+4+2-6 > 7 > 成功
[ 片喰あずみ ] HP : 15 → 14
ロージィ
「……それでみんなが許してくれるわけじゃない」
片喰あずみ
「もし元の世界で会ってたら、お前を殺しただろうな」
片喰あずみ
「でも、会ったのがここだったから、そうはならなかった」
ロージィ
「もし元の世界で合ってたら、私もあずみさんのこと殺してたかも」
ロージィ
「この世界であったから、今までずっと一緒にいた」
[ ロージィ ] 許されざる者 / 許されし者 : 0 → 1
ロージィ
「貪欲で、満たされることを知らなくて、邪悪なんだって」
ロージィ
一つ心を許すことを求めれば、もう一つ、心をくれることを求める。
ロージィ
離れてしまうとわかったならば、その心を奪わずにはいられない。
片喰あずみ
分かりあえるかもしれないなんて。
どうして、そんな風に思ってしまったのだろう。
ロージィ
「じゃあ、あずみは、行かないで、って言ったら聞いてくれる?」
片喰あずみ
吸血鬼は、人とは違う、共存できない生き物だから。
ロージィ
「あずみを吸血鬼にしたら、行かせてあげるよ」
ロージィ
「一つ許してくれたら、一つ、許してあげる」
ロージィ
あずみ自身による横槍を許すかわりに、心の疵『狩人の誓い』を抉ったら吸血鬼?にしていいですか?
ロージィ
「空に月がかかるたび、あずみは私を許さない」
ロージィ
あずみの心の疵『狩人の誓い』を抉ります。
[ 片喰あずみ ] HP : 14 → 13
片喰あずみ
choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 愛
片喰あずみ
2d6>=7 (2D6>=7) > 6[4,2] > 6 > 失敗
ロージィ
2d6+4=>7 判定(+愛:4) (2D6+4>=7) > 5[3,2]+4 > 9 > 成功
GM
クエストも成功です。好きな方の小道具をどうぞ
[ 片喰あずみ ] 狩人の誓い : 0 → -1
ロージィ
「吸血鬼になって、初めて一人じゃないって思えた」
ロージィ
「いいよ、許さなくても、許されなくても」
ロージィ
「私はあずみに、酷いことをするんだからね――」
片喰あずみ
硬く冷たいものが自分の内に食い込んでいる。
ロージィ
これは、堕落の国にあってもなお残る、心の疵の力。
片喰あずみ
押さえつけられた下で、あずみの身体がびくびくと痙攣する。
ロージィ
抵抗するあずみが愛おしい。その抵抗がゆるんでいくのが愛らしい。死にゆく体の痙攣が可愛らしい。
ロージィ
満たされていく。果物や、鳥の血では満たされなかった飢えが。
片喰あずみ
痙攣すらも、徐々に小さなものになっていく。
片喰あずみ
人を害して奪う存在に、なってしまった。
ロージィ
吸血鬼なんて、出会ったそのときに殺しておけばよかったのに。
片喰あずみ
嗚咽のような、呻きのような声を漏らしている。
ロージィ
ずっとそばにいる。日が暮れても、何日経ったって。
ロージィ
あなたのことが好き。たとえ、壊してしまっても。
GM
“ああ。何という恐ろしい責め苦でしょう。
この美しい、楽しい島はもうスッカリ地獄です。”
GM
“神様、神様。
あなたはなぜ私たち二人を、
一思いに屠殺(ころ)して下さらないのですか…………。”
GM
次はPKの手番ですね。あずみさんを抉りに行きます。
カルセラ
あなた一人がいる部屋の扉を、ノックする音がする。
片喰あずみ
しばしの間を置いて、「何」とだけ返事がある。
カルセラ
「“船”は……やっぱり、少しずつ、近づいているみたいです」
GM
永遠にふさぎ込むことを、この世界は許しはしない。
カルセラ
「どうしたらいいのか、わからなくなってきています」
片喰あずみ
本当に船が来たら、選ばなければならない。
カルセラ
「その罪の証は、今も、ずっと、私につきまとっています」
カルセラ
その罪自体は、きっとありふれたものだ。この堕落の国においては。
カルセラ
だが、陳腐さが罪を薄めることにはならない。
カルセラ
カルセラがあの子と呼ぶ存在は、ひとつしかない。
カルセラ
「……そうですね。こんなこと訊かれても、困りますよね」
片喰あずみ
「それが嫌なら文句でもつけてくるだろ……」
カルセラ
「……私は、この堕落の国で生きるのには、向いていないみたいですね」
カルセラ
「……罪を犯した身で、大事な人の前に、戻れますか……?」
ロージィ
Choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 猟奇
ロージィ
2d6+1=>7 判定(+猟奇:1) (2D6+1>=7) > 8[6,2]+1 > 9 > 成功
ワンダーバッフェ
2d6+4-5>=7 才覚 (2D6+4-5>=7) > 5[3,2]+4-5 > 4 > 失敗
片喰あずみ
扉から離れた部屋の隅に、うずくまるあずみの姿がある。
ロージィ
「それを示してくれたのは、あずみの方でしょ」
ロージィ
「吸血鬼って知ってるのに、ずっとそばにいてくれたのは」
片喰あずみ
ずっと、自分にそんな言い訳をし続けてきた。
ロージィ
「怯えていればいいよ。後ろめたく思っていればいいんじゃない」
ロージィ
「いつか誰かが裁きにくるかもしれないし、狩りにくるかもしれないけど」
ロージィ
「あるいは誰かに関係なく殺されちゃう日がくるか」
片喰あずみ
どうして、吸血鬼は狩られると分かっていながら人と関わるのか。
片喰あずみ
血がほしいにしてももっとうまくやらないものか、ずっと不思議だった。
片喰あずみ
だけど、自分がなってみて、初めて理解できる。
片喰あずみ
それはきっと、誰にとってもいい結果をもたらしはしないのに。
片喰あずみ
彼女に吸血鬼にされたからだろうか。許されるのが心地よい。
ロージィ
「逃げても、逃げなくても、罪は影みたいについてくる」
ロージィ
何もかもを傷つけずに生きることはできない。人だろうが、吸血鬼だろうが。
ロージィ
ならせいぜい、厚かましく生きていくしかない。
GM
堕落の国の救世主が、神様からも人間からも救われ得ぬものだとするのなら。
GM
それが、耐え難い苦痛を伴うものであろうとも。