GM
いつのまにか、カルセラは姿をくらましている。
GM
ではロージィは、あずみをそのまま見送りますか?
GM
では、二人は廃墟と化した波止場へと訪れます。
GM
すると、船影が、少しずつこちらに近づいてきているのが見えます。
GM
確かに実在が確かめられる距離となっても、どこか霞の向こう側のように、あなたたちの目に映ります。
GM
それは、あの船がこの世界のものに非ざることを意味しているのかも知れません。
GM
どこに連れて行かれるのか、保証はありません。
GM
確信できるのは、乗ってしまえば、二度とここには戻らないだろうということです。
GM
乗ったキャラクターは〈ロスト〉し、もう二度と使うことはできません。
ロージィ
「どこに行ったって、あずみがいないなら同じだ……」
ロージィ
心の疵『許されざる者 / 許されし者』。
ロージィ
どの世界にいたって、私はもう許されない。
ワンダーバッフェ
浜辺へと降り立ち、砂を踏みしめて舞い上げる。
ワンダーバッフェ
あなたたちを睥睨する、ワンダーバッフェの姿。
ワンダーバッフェ
ひとつ奇妙なことがあるとすれば。
カルセラ
背には、カルセラが乗っているということ。
カルセラ
「この子を置いて、帰ることなどできはしないから」
カルセラ
「私はあなたたちを、殺さなければいけない」
カルセラ
「堕落の国の救世主としての、罪の向き合い方です」
GM
名前のついている心の疵を反転させることができます。
ロージィ
黄昏時。二人は吸血鬼。堕落の国での最後の共闘。
片喰あずみ
あずみからは特にありませんが、背の剣を抉ったのをロージィに共有します。
GM
判定無しで空気読みが可能です。しなくても構いません。
GM
では、裁判開始時の技能、小道具の使用タイミングに入ります
GM
ワンダーバッフェは価値15までの小道具を2つ入手できます。
GM
手に入れるのは「水パイプ」と「とうみつ」です。
[ ワンダーバッフェ ] 水パイプ : 0 → 1
[ ワンダーバッフェ ] とうみつ : 0 → 1
[ ロージィ ] 最高のバター : 0 → 1
[ 片喰あずみ ] 日刻みの時計 : 1 → 0
[ 片喰あずみ ] ティーセット : 1 → 0
GM
行動順決定に入ります。才覚+1d6でどうぞ。
[ ロージィ ] HP : 24 → 23
ワンダーバッフェ
1d6+4 行動順 (1D6+4) > 3[3]+4 > 7
片喰あずみ
1d6+4+2 (1D6+4+2) > 1[1]+4+2 > 7
ワンダーバッフェ
おっと。亡者とあずみは振り直しですね
ワンダーバッフェ
1d6+4 (1D6+4) > 6[6]+4 > 10
片喰あずみ
1d6+4+2 (1D6+4+2) > 6[6]+4+2 > 12
ワンダーバッフェ
果実のクエスト失敗したロージィさんは不調をランダムで受けます。
ワンダーバッフェ
choice[猛毒,衰弱,封印,指切り] (choice[猛毒,衰弱,封印,指切り]) > 封印
ワンダーバッフェ
では、あずみさんから行動をどうぞ。
カルセラ
ちなみに演出上カルセラは配下という扱いになります。
片喰あずみ
2d6+4>=7 (2D6+4>=7) > 11[5,6]+4 > 15 > 成功
片喰あずみ
choice[猛毒,衰弱,封印,指切り] (choice[猛毒,衰弱,封印,指切り]) > 猛毒
ワンダーバッフェ
ダメージは変調含めて5点ですかね
[ ワンダーバッフェ ] 配下HP : 13 → 8
片喰あずみ
携帯拷問具の効果で不調は3ラウンドになります。
ワンダーバッフェ
配下は不調を受けないのでダメージに変換されます。
ロージィ
配下に不調乗らないぶん、ダメージがつくんですね
片喰あずみ
杭を握る。吸血鬼になっても、やはりこれが手に馴染む。
片喰あずみ
砂を蹴り上げて、ワンダーバッフェに接近する。
ワンダーバッフェ
それを迎え撃たんと、滑空しながら爪を振り上げる。
片喰あずみ
ワンダーバッフェ目掛けて大きく振りかぶる──と見せて、
片喰あずみ
反対の腕でカルセラ目掛けて杭を投げつける。
片喰あずみ
狩人だった頃にはできなかった無理な動き。
カルセラ
槍で弾き返そうとするが、ワンテンポ遅れる。
カルセラ
「それとも……“血の気”が多くなりましたか?」
片喰あずみ
「全部吸いつくされたはずなんだけどなあ」後退しながら笑う。
カルセラ
「では、最後の一滴まで燃え上がらせてあげましょう」
ワンダーバッフェ
高度を上げる。救世主たちの頭上を旋回する。
カルセラ
3ラウンド……というか、カルセラが倒れるまで達成値+2です。
ワンダーバッフェ
*とうみつで配下のHPを回復します。
[ ワンダーバッフェ ] 配下HP : 8 → 13
[ ワンダーバッフェ ] とうみつ : 1 → 0
ワンダーバッフェ
*cA予知 今捨てられたh5を回収します
ワンダーバッフェ
*h5 たまご爆弾 目標はあずみ
ワンダーバッフェ
判定はないので妨害は不可能です。
ワンダーバッフェ
choice[猛毒,衰弱,封印,指切り] (choice[猛毒,衰弱,封印,指切り]) > 衰弱
ワンダーバッフェ
「病理」があるため3R衰弱です。
ワンダーバッフェ
*c5 さらにたまご爆弾をロージィに
ワンダーバッフェ
choice[猛毒,衰弱,指切り] (choice[猛毒,衰弱,指切り]) > 指切り
ワンダーバッフェ
*d2 双子をロージィ→あずみの順で使用します。
ワンダーバッフェ
ロージィへの攻撃に妨害はありますか?
片喰あずみ
2d6+4+1+1>=7 (2D6+4+1+1>=7) > 7[4,3]+4+1+1 > 13 > 成功
ワンダーバッフェ
2d6+4+2>=13 才覚 (2D6+4+2>=13) > 5[2,3]+4+2 > 11 > 失敗
片喰あずみ
2d6+4+1+1+2>=7 (2D6+4+1+1+2>=7) > 7[6,1]+4+1+1+2 > 15 > 成功
ワンダーバッフェ
2d6+4+2>=16 才覚 (2D6+4+2>=16) > 6[1,5]+4+2 > 12 > 失敗
ワンダーバッフェ
旋回の後、狙いを定めて二人へと突進する。
カルセラ
竜の爪と、カルセラの槍が同時に襲いかかる。
片喰あずみ
突進する二人を待ち構えるように火の手が上がる。
片喰あずみ
その炎はあずみ自身も灼いている。ロージィと同じように。
ロージィ
世界に許されていても、己を己で許さなければ、火刑の炎はいつだって燃え上がる。
ワンダーバッフェ
それの起こす風が、炎を一瞬吹き飛ばし、二人の姿を露出させる。
ワンダーバッフェ
牙も槍も届かずとも──届くものもある。
ワンダーバッフェ
翠色の吐息が、二人へ浴びせかけられる。
ワンダーバッフェ
ワンダーバッフェに与えられた命が、肌を突き破って発芽する。
ワンダーバッフェ
蔦植物の形を取って、二人の動きを制縛する。
ロージィ
ドレスのように蔦植物を引きずり、身動きが取りづらい。
[ ロージィ ] 指切(ワ : 3 → 0
[ ロージィ ] 封印(ロ : 2 → 1
ワンダーバッフェ
一応これを妨害することも出来ます(しないと思いますが……)
ワンダーバッフェ
2d6+4+2+1>=7 才覚 (2D6+4+2+1>=7) > 9[3,6]+4+2+1 > 16 > 成功
ロージィ
2d6+4+2+1=>7 判定(+愛:4) (2D6+4+2+1>=7) > 9[4,5]+4+2+1 > 16 > 成功
ロージィ
手首を噛みちぎり、おびただしい量の血液を溢す。
ロージィ
それがあずみの体に取り付いて、運動を支援する。
ロージィ
「吸血鬼はぁ~私のほうが先輩だからね~!」
ワンダーバッフェ
*c2 (h4) s7 c7 hQ
ワンダーバッフェ
7(9)点来るのか~ さっき糖蜜使っておいてよかったな
ワンダーバッフェ
2d6+4+2+1>=7 才覚 (2D6+4+2+1>=7) > 4[3,1]+4+2+1 > 11 > 成功
片喰あずみ
2d6+4+1+1>=7 (2D6+4+1+1>=7) > 3[1,2]+4+1+1 > 9 > 成功
ワンダーバッフェ
器用で2枚捨てれば成功になりますよ
ワンダーバッフェ
威力7に不調変換2で都合9点ですかね
[ ワンダーバッフェ ] 配下HP : 13 → 4
片喰あずみ
重い体を、ロージィの血がサポートしてくれる。
片喰あずみ
植物が皮膚を食い破ってできた傷から、血が溢れている。
カルセラ
竜の高速機動をものともせず、精確な狙いで打ち込まれる杭。
カルセラ
「あなたの力は、こんなものではないでしょう!」
ワンダーバッフェ
カルセラは一応奉仕を更新(今後省略されます)
ワンダーバッフェ
choice[猛毒,封印,指切り] (choice[猛毒,封印,指切り]) > 封印
ワンダーバッフェ
あと、ワの手番が来たので衰弱が1R減りますね
[ 片喰あずみ ] 衰弱(ワ) : 3 → 2
ワンダーバッフェ
choice[猛毒,衰弱,指切り] (choice[猛毒,衰弱,指切り]) > 指切り
[ ロージィ ] 指切(ワ : 0 → 3
片喰あずみ
2d6+4+1+1>=7 (2D6+4+1+1>=7) > 6[4,2]+4+1+1 > 12 > 成功
ワンダーバッフェ
2d6+4+2>=12 才覚 (2D6+4+2>=12) > 8[2,6]+4+2 > 14 > 成功
ワンダーバッフェ
ロージィは封印と指切りがあるので……
ロージィ
2d6+4+1=>7 判定(+愛:4) (2D6+4+1>=7) > 8[5,3]+4+1 > 13 > 成功
[ ロージィ ] HP : 23 → 16
ワンダーバッフェ
*ダメージが通ったのでh9きっぷ拝見でハンデス
ワンダーバッフェ
ロージィのをどっち落とすかで迷いますね
ワンダーバッフェ
まだ封印残ってるんですね よく見たら
ワンダーバッフェ
2d6+4+2>=7 才覚 (2D6+4+2>=7) > 10[4,6]+4+2 > 16 > 成功
ロージィ
2d6+4+1=>7 判定(+愛:4) (2D6+4+1>=7) > 8[4,4]+4+1 > 13 > 成功
[ ロージィ ] HP : 16 → 9
ワンダーバッフェ
ワンダーバッフェは口をきかず、咆哮のひとつすらあげない。
ワンダーバッフェ
自分が発声のための器官を持っていることを知らないかのように。
ワンダーバッフェ
ブレスを吐く。今度は救世主たちにではなく、周囲の地面に。
ワンダーバッフェ
砂の中から無数の樹が生み出され、二人の行動を縛る。
カルセラ
檻のように立ち並んだ樹の中央目掛けて、カルセラの槍が振り下ろされた。
ロージィ
これは……避けられない! 吹き上がる血が盾を作り、あずみを後ろに隠す。
ワンダーバッフェ
更に爪が、盾ごとロージィの体を切り裂く。
ロージィ
貫かれ、縫い留められ、それもまた避けることは敵わない。
カルセラ
「私も、そうかんたんに勝てるとは思っていません」
片喰あずみ
ロージィの傷口を塞ぐように血を操作する。
[ ロージィ ] 封印(ロ : 1 → 0
ロージィ
バターは……使わない! 本当に? 大丈夫?? うーん でも封印されたら回復が……っ
[ ロージィ ] HP : 9 → 15
[ ロージィ ] とうみつ : 1 → 0
GM
行動どうぞ……と言いたいところですが、あずみさんは主動作なしですね
GM
たまごで与えた不調を1Rずつ減らしといてください
[ 片喰あずみ ] 衰弱 : 2 → 1
[ ロージィ ] 指切(ワ : 3 → 3
[ 片喰あずみ ] 封印 : 3 → 2
[ ロージィ ] 指切(ワ : 3 → 2
GM
ロージィにたまごぶつけても最高のバターで消されちゃうな
GM
どっちみち消されるなら最高のバター使わせるか
ワンダーバッフェ
choice[猛毒,衰弱,封印] (choice[猛毒,衰弱,封印]) > 猛毒
[ ロージィ ] 猛毒(ワ : 0 → 3
ワンダーバッフェ
精確一生あずみさんにガメられてるんだよな
片喰あずみ
2d6+4+1+1+4+2>=7 才覚 精確 援護 (2D6+4+1+1+4+2>=7) > 9[6,3]+4+1+1+4+2 > 21 > 成功
ワンダーバッフェ
2d6+4+2>=7 才覚 (2D6+4+2>=7) > 10[6,4]+4+2 > 16 > 成功
片喰あずみ
2d6+4+1+1+5>=7 才覚 精確 (2D6+4+1+1+5>=7) > 6[3,3]+4+1+1+5 > 17 > 成功
ワンダーバッフェ
2d6+4+2>=18 才覚 (2D6+4+2>=18) > 6[2,4]+4+2 > 12 > 失敗
ワンダーバッフェ
牙牙爪尻尾のコンボで二人を攻撃します。あとブレス。
片喰あずみ
少しずつ身体に馴染んできた血戒で、ワンダーバッフェの攻撃を捌く。
ロージィ
あずみの背を預かり、後ろから襲う尻尾を受け止める。
ワンダーバッフェ
しかしブレスだけは防御できない。ロージィには毒のような形ではたらく。
ロージィ
蔦植物は皮膚を破るのではなく、皮下に体を内側から傷つけるように伸びる。
ロージィ
「そうだねえ、こんなところじゃ死ねないね」
ロージィ
足元から火が吹き上がり、それはロージィの全身を覆い尽くす。
ロージィ
一度は血を吸われて死んだ。二度目は火刑に処されて死ぬはずだった。それでも私は生きている。
ロージィ
4d6 回復量 (4D6) > 14[1,4,3,6] > 14
[ ロージィ ] HP : 15 → 24
[ ロージィ ] 指切(ワ : 2 → 0
[ ロージィ ] 猛毒(ワ : 3 → 0
ロージィ
全ての外傷、全ての蔦植物を取り除き、復元されて立っている。
ロージィ
そしてその身を焼く炎はあずみの体もまた包む。
ロージィ
あなたは知るだろう、生きながらに焼かれるその苦しみを。
ロージィ
*Joker 救済/アナスタシス あずみ
ロージィ
4d6 回復量 (4D6) > 15[6,2,6,1] > 15
[ 片喰あずみ ] 衰弱 : 1 → 0
[ 片喰あずみ ] 封印 : 2 → 0
片喰あずみ
いつか訪れる終わりの、その可能性の一つを体感する。
ロージィ
「どれだけ苦しんだって、それでも罪は消えないんでしょう、カルセラ!」
片喰あずみ
肉体が端から燃え落ちて、灰へと変わっていく。
ロージィ
2d6+4+1=>7 判定(+愛:4) (2D6+4+1>=7) > 10[6,4]+4+1 > 15 > 成功
ワンダーバッフェ
2d6+4+2+1>=7 才覚 (2D6+4+2+1>=7) > 4[3,1]+4+2+1 > 11 > 成功
片喰あずみ
あずみの体積と同じだけの灰が、山となって積もる。
ロージィ
みんな一様に罪にまみれて。すぐに死ぬことだけが無垢でいられる。
片喰あずみ
灰から復活した自身の身体を確かめるように眺める。
片喰あずみ
変わらない。何も。焼かれて灰になっても。
カルセラ
「この世界では、死すらも罪からは逃れる手段にはならない」
カルセラ
騎乗する、ワンダーバッフェの首筋を撫でる。
カルセラ
「人としての名前すら、与えてやれはしなかった」
ロージィ
手首から血をこぼす。そして今度は剣の形を取る。
片喰あずみ
もうちょっと遅くまでやっても大丈夫だけど終わってもいいです
片喰あずみ
どっちにしろ今日中に終わらないだろうし
GM
というわけで4R開始時点でセーブして終了です。お疲れさまでした
[ 片喰あずみ ] HP : 13 → 16
GM
では、第4ラウンド開始時、あずみさんの手番から。
ワンダーバッフェ
2d6+4+2+1+2>=7 才覚 (2D6+4+2+1+2>=7) > 7[4,3]+4+2+1+2 > 16 > 成功
片喰あずみ
2d6+4+1+1+2+6>=7 才覚+援護+精確 (2D6+4+1+1+2+6>=7) > 9[6,3]+4+1+1+2+6 > 23 > 成功
ワンダーバッフェ
成功ですね。カルセラは倒れます。
片喰あずみ
カルセラを狙って、再度血の杭が打ち出される。
ワンダーバッフェ
それを翼の皮膜が庇う──が、貫かれる。
片喰あずみ
杭がカルセラの肩に食い込み、姿勢を崩させる。
カルセラ
ワンダーバッフェはすぐに速度を落とすことが出来ない。
片喰あずみ
ワンダーバッフェにしがみつくカルセラに、更に血戒の追撃。
ロージィ
着地し、姿勢を取りなおされぬよう、空中のうちにカルセラに飛びつく。
カルセラ
膝蹴りを入れ、拘束を抜け出そうともがく。
カルセラ
ならばと、懐に忍ばせた暗器に手を伸ばす。
ロージィ
力づくで抑え込む。鋭い爪がもがくカルセラの肉を刺す。
カルセラ
「これがあなたたちの考える終わらせ方ですか……」
ロージィ
吸血鬼も救世主も、人の命を糧に生きる。畢竟、獣と変わらない。
カルセラ
「どうせならもう少し、叙事詩に語られそうな終わり方がよかったですが」
カルセラ
「……ま、贅沢を言える立場じゃあありませんね」
カルセラ
喋って時間を稼ぐことで、ワンダーバッフェが戻ってくる可能性に期待している。
片喰あずみ
「ああ。あの時殺さずにいてくれて助かったよ」
ロージィ
吸血鬼の血は、それよりももっと冷たいもの。
片喰あずみ
たまらなく、美味しそうなモノに見えている。
ロージィ
思い出すなあ、初めて吸血したときのこと。
カルセラ
なんでもいいから一思いに殺すか、逆に時間をかけてくれないかなあと思っている。
片喰あずみ
その衝動に身を委ねて、カルセラの首に牙を突き立てる。
片喰あずみ
ここを出ていく、それだけなら殺す必要のない相手の命を啜る。
カルセラ
全身が脱力するのを感じながら、己の舌に歯を食い込ませ続ける。
カルセラ
覚悟はしていたつもりだった。戦えば死ぬことは。
カルセラ
死にたいわけではなかった。
終わりを避けられないのならば、狂って死ぬよりは
裁判の中に死を求めたかった。
ロージィ
味わえ。命を、生贄を。衝動に身を任せることを。
カルセラ
無意識のうちに、美しい死を期待していた。
カルセラ
しかし、今は自分の命が貪られていく音を間近で聴かされている。
片喰あずみ
柔らかな肉体に、獣が浅ましく牙を突き立てている。
片喰あずみ
傷口から溢れる一滴すら逃さないように舌で掬い取る。
カルセラ
血が搾り取られていくうちに、感傷も乾いていく。
カルセラ
サラマンダーもきっとこんな顔をしていた。
カルセラ
それに気づくと、サラマンダーのことも、ほんの少しだけ許せる気になってきたが。
カルセラ
やはり生きていることは、どうしようもなく醜いのだなと、他人事のように思った。
片喰あずみ
いつの間にか、抑え込んでいた身体は冷たくなっていた。
ロージィ
まあ、感慨に浸ってる暇、ないんだけれど!
ワンダーバッフェ
竜の前脚が、三人(あるいは三人だったもの)の頭上へと降ってくる。
ワンダーバッフェ
ハンマーのように叩きつけられる前脚。土埃と衝撃。
ワンダーバッフェ
冷たくなったカルセラに鼻先を近づける。
ワンダーバッフェ
沈黙を守っていた竜が、首を持ち上げて大きく哭く。
ワンダーバッフェ
すると、亡者の近くの植物が、たちまち枯れてゆく。
ワンダーバッフェ
生きていたことを忘れてしまったように。
ワンダーバッフェ
choice[猛毒,衰弱,封印,指切り] (choice[猛毒,衰弱,封印,指切り]) > 衰弱
[ ロージィ ] 衰弱(ワ : 0 → 3
ワンダーバッフェ
ロージィへの攻撃から。妨害はありますか?
片喰あずみ
2d6+4+1+1>=7 (2D6+4+1+1>=7) > 11[6,5]+4+1+1 > 17 > 成功
ワンダーバッフェ
2d6+4>=17 才覚 (2D6+4>=17) > 3[1,2]+4 > 7 > 失敗
片喰あずみ
2d6+4+1+1>=7 (2D6+4+1+1>=7) > 8[4,4]+4+1+1 > 14 > 成功
ワンダーバッフェ
2d6+4>=15 才覚 (2D6+4>=15) > 5[2,3]+4 > 9 > 失敗
ワンダーバッフェ
先程までのどこか機械のような精緻さが失せた、怒れる獣のような連撃。
ワンダーバッフェ
力任せに殴りつけ、押しつぶそうとする。
ロージィ
2d6+4=>7 判定(+愛:4) (2D6+4>=7) > 8[6,2]+4 > 12 > 成功
[ ワンダーバッフェ ] 配下HP : 4 → 0
ロージィ
1d6+2+4+2 (1D6+2+4+2) > 6[6]+2+4+2 > 14
ワンダーバッフェ
第二ボタン装備しているので1点軽減。
[ ワンダーバッフェ ] HP : 25 → 12
ワンダーバッフェ
*ダメージに割り込んでドリンクミーからの愛毒
ワンダーバッフェ
2d6+2>=7 愛 (2D6+2>=7) > 9[3,6]+2 > 11 > 成功
[ ロージィ ] 猛毒(ワ : 0 → 3
ワンダーバッフェ
手番終わるので即座にDoTをどうぞ
[ ロージィ ] HP : 24 → 21
ロージィ
サラマンダーの剣を模したもので貫き、できた傷口を爪で引き裂く。牙を立てる。
ワンダーバッフェ
あずみが不味そう、と評したように。
ワンダーバッフェ
亡者の血に触れれば、変調は免れない。
ワンダーバッフェ
ワンダーバッフェの異能は命を与える。しかし。
ワンダーバッフェ
今は逆に、救世主の命を否定する。
ワンダーバッフェ
ちょうど、草木が枯れゆくのと同じように、時計の針を終わりへと近づけていく。
ワンダーバッフェ
あずみさんが三枚引いたところで山札を作り直します。
片喰あずみ
2d6+4+1+1>=7 (2D6+4+1+1>=7) > 11[6,5]+4+1+1 > 17 > 成功
片喰あずみ
choice[猛毒,衰弱,封印,指切り] (choice[猛毒,衰弱,封印,指切り]) > 衰弱
[ ワンダーバッフェ ] 衰弱/あ : 0 → 3
ワンダーバッフェ
点軽減して6点と見せかけて8点。
[ ワンダーバッフェ ] HP : 12 → 4
片喰あずみ
ダメージは4+4+2+2の12 不調は封印を4+1R
ワンダーバッフェ
看破は最初の一回だけですね(もはや関係ありませんが)
[ ワンダーバッフェ ] HP : 4 → 0
[ ワンダーバッフェ ] 封印/あ : 0 → 5
ワンダーバッフェ
2d+3+1 (2D6+3+1) > 4[1,3]+3+1 > 8
ワンダーバッフェ
6~8 ランダムな能力値で判定し、成功すればHPを1点回復して立ち上がる。失敗すれば〈昏倒〉する。
ワンダーバッフェ
choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 猟奇
ワンダーバッフェ
2d6+0>=7 猟奇 (2D6+0>=7) > 6[3,3]+0 > 6 > 失敗
片喰あずみ
サラマンダーの剣を構えて、同じ形の血の剣を持つ相方に目配せする。
ワンダーバッフェ
サラマンダー。それはワンダーバッフェにとっても因縁の相手だった。
片喰あずみ
二人でワンダーバッフェを挟むように、砂浜を蹴って回り込む。
ワンダーバッフェ
憎悪の籠もる眼差しが二人の動きを追う。
ロージィ
血を操作しての動きは人の動きに比べて変則的だ。
ロージィ
ありえない姿勢からの急加速、不規則的なターン。
ロージィ
燃えるドレスが視線を誘導しながら、天敵の剣をちらつかせる。
ワンダーバッフェ
尾を地面に叩きつける。足場を崩し、動きを制限しようとする。
ワンダーバッフェ
牙、前脚、尾。すべてが凶器になり、複数の敵を同時に相手取ることが可能だ。
ワンダーバッフェ
しかし、注意は忌々しいあの剣へとどうしても注がれる。
ワンダーバッフェ
痺れを切らし、口からブレスが吐き出される。
ワンダーバッフェ
それは触れたものを永遠の眠りへと誘う死神の吐息。
ワンダーバッフェ
だが、ブレスを吐く時、この亡者は動きを止めねばならなかった。
ロージィ
大きく吸い込み、足で地面を踏みしばるワンダーバッフェ。
ロージィ
ギリギリまで惹きつける。今視線を引いているのはこちらだ。
片喰あずみ
堕落の国に来る前からずっと、自分より強大な相手と戦ってきた。
片喰あずみ
まともにやり合えば押し負けるしかない相手。
片喰あずみ
そんな敵を倒す方法は自然と限られてくる。
片喰あずみ
例えば、相手に隙ができた時──その瞬間を逃さずに、確実に。
片喰あずみ
空中にかけた血の足場を踏みしめ、跳ぶ。
片喰あずみ
サラマンダーの剣を──竜の首筋に深々と突き刺した。
ワンダーバッフェ
“Dreadnought(恐れ知らず)”と銘打たれた剣。
片喰あずみ
毒を帯びた返り血を浴びるのにも構わず、力ずくで更に傷口を広げていく。
ワンダーバッフェ
悶えるように、前脚を、地面に叩きつけ、引っ掻く。
片喰あずみ
暴れる巨体に振り落とされないよう、深く、深く、剣を突き立てる。
ワンダーバッフェ
どこかに、逃げようとしているのか。
ワンダーバッフェ
背に乗る小さな者に構わず、死にゆく身体で、這って進む。
ワンダーバッフェ
その動きも、やがて虫のように弱くなり。
ワンダーバッフェ
「… … … … ん … … 」
ワンダーバッフェ
どこにもたどり着けはしないままに。