GM
子供二人を前にして、宿の亭主はぎょっとした様子になります。
エリー
「うむ!いかにも。この私が倒してやったぞ!」
クーレット
「そして、倒すところはぼくがばっちり目撃しました!」
GM
「でも、知ってるだろう。ギリゴなんてバスカリオの配下のうちの一人にすぎない」
GM
「残りの“白霧四天王”の三人は……もっと残忍なやつらだ……」
クーレット
「つまり、もっと恐ろしいのが……来る……ってことです……?」
GM
「もうおしまいだ。こうしてあんたらと話しているだけでも恐ろしいよ……」
クーレット
「うう……でも、エリーさまは救世主なんですよ! ギリゴを一方的にボコボコにしましたし!」
クーレット
「他の四天王も、ぼくと共に、やっつけてみせます」
クーレット
完全にエリーを信用しきっている代用ウミガメである。
エリー
「うむ、バスカリオが相手ならともかく、あのギリゴとかいう大男程度なら大したこともないだろう!」
GM
「わかったよ。この宿の部屋は勝手に使え。ただ、ここに泊まっているとバレないようにしてくれよ……」
GM
「知ってるだろう? バスカリオは“不死身”だ」
GM
「……無策で突っ込んでも、なんにもならねえぜ」
クーレット
「不死身……」つまり死なないってこと。
GM
具体的に言うと、判決表の酌量が全部12になるらしいです。
GM
裁判に勝つには、不死身の秘密をお茶会の間に突き止めたほうがよいということですね。
エリー
「なるほど……店主は何か噂程度でもきいたことはないか?不死身の秘密について」
エリー
「ふーむ、そうか。あちこち探し回るしかないようだな」
クーレット
「ぼくも詳しくは知らない、ですね……」
クーレット
「なのでエリーさまのおっしゃる通り、いろいろ嗅ぎ回ってからが本番、ですかね」
エリー
「そうなるな!ここに宿をとっていることに関してはぜんしょしよう」
GM
原則として1ラウンド目は白霧街が、
2ラウンド目はバスカリオの居所である白霧館が舞台となります。
GM
特に質問とかがなければ、お茶会が始まります。
エリー
*クエストとバスカリオの『支配者』を抉ります
GM
支配者は、実はあんまり支配できてなくね?みたいな状態にできれば抉れます。
GM
シーン表は、「普通の街」シーン表を使います。
GM
ルールブック所収のものですね。12が出た場合は館の前みたいな扱いになると思います。
GM
武具はバスカリオの兵隊以外が持つことを禁じられているからです。
クーレット
出てもいいなら案内する形にしようかな?
GM
仕方ないので、今は日用品の金物を作るぐらいです。
エリー
おーけーおーけー。クーレットにも出てもらおうかな
エリー
じゃあ宿を出て、四天王とやらがでてくるまでに街を案内してもらおうということになりました。
エリー
「クーレット、あそこは何だ?武具屋の看板のようだが……」
クーレット
好意的に接してくれる客人に、あれやこれやと街を案内。
クーレット
「はい。その通り、武具屋です……が、」
クーレット
「今はバスカリオさまのせいで、本来売るべきものが売れない状態になっております」
エリー
「しかし……金物しか置いていないではないか。ここではなべのフタやフライパンで戦うのか?」
クーレット
「いえ、昔はちゃんと剣も売ってた……と聞いています」
クーレット
「バスカリオさま側の者しか武具を持てなくなったので」
クーレット
「仕方なしに、住人に売れるものとして、おなべとかを作ってるみたいです」
エリー
「なんだそれは。それでは武具屋もつまらないのではないか?」
クーレット
「い、いきますか!」いつでも飛び出せるぞ!
GM
武器屋の店主らしい白兎の末裔が地面にへたり込み、
それを驕慢そうなグリフォンの末裔の男が見下ろしています。
簡捷なるタタママク
「ヒヒィ……なんだ、この剣はッ!」
簡捷なるタタママク
「我々に卸すためのものではないなあ……密造していたかっ!」
簡捷なるタタママク
「言っただろう……武器の密造は反乱罪と見なすと!」
簡捷なるタタママク
「そうか……おまえがギリゴを倒した救世主か」
簡捷なるタタママク
「そちらから出向いてくれるとは、探す手間が省けたな」
簡捷なるタタママク
「この街で起こる出来事は、全てバスカリオ様の掌の上!」
エリー
「にしては何本も剣を作られるまでわからなかったのか?」
エリー
「お粗末な支配力だな。おおかたそういうことにして人々に相互監視させるのが目的だろうが……」
簡捷なるタタママク
「バスカリオ様を侮辱するとは許せん! 切り刻んでくれるーッ!」
簡捷なるタタママク
敏捷な動きで建物の間を飛び回り、ヒットアンドアウェイで削り殺そうとしてきます。
簡捷なるタタママク
うまく撃退できるかどうかは……判定次第。
簡捷なるタタママク
「ギリゴと同じと思うなよっ!」演出だけで死んだ男とは違うのだよ!
GM
choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 猟奇
[ 劃策するテニヴァン ] HP : 19 → 18
劃策するテニヴァン
2d+3>=7 (2D6+3>=7) > 8[3,5]+3 > 11 > 成功
劃策するテニヴァン
1d6 横槍量 (1D6) > 1
[ バスカリオ ] イカ : 1 → 0
[ バスカリオ ] ティー : 2 → 1
[ バスカリオ ] イカ : 0 → 1
エリー
2d6+3+2-3>=7 (2D6+3+2-3>=7) > 10[6,4]+3+2-3 > 12 > 成功
簡捷なるタタママク
「どうした!? 僕の超スピードは目で追うのもやっとだろ!!」
簡捷なるタタママク
好きなスピードキャラの倒し方を選んでください。
エリー
建物の間を飛び回るグリフォンの末裔を目で追う。
簡捷なるタタママク
「これがバスカリオ様から賜ったチカラよぉ!!」
エリー
「1人目が腕力自慢で、2人目が速さ自慢……とても面白いな!」
クーレット
「あんなやつ……二人の力があれば、なんてことありませんよね!」
エリー
「うむ、そうだなぁ。ところでクーレット、今日の食事は――」
エリー
あまりにもあからさまにクーレットを振り返ると、あまつさえ食事の話を始める。
エリー
ほれほれここだぞと言わんばかりに背中を晒す。
エリー
クーレットからみてもあからさまなカウンターの誘い。
簡捷なるタタママク
「僕を舐めるなよぉ~ッ!!!!!」
クーレット
「……! お、お肉なんか良さそうですね!」
簡捷なるタタママク
背へと一直線に矢となって向かう!
エリー
「なにっ!もしやちゃんとした肉が食えるのか……?」
簡捷なるタタママク
もちろんそこにいるウミガメの末裔など、敵の数にも含めていない。
クーレット
「なんだか、そういうお肉が食べたくなっちゃいました!」
クーレット
タタママクがグリフォンの末裔だからこそ、鶏肉が食べたいと言って見せる。
エリー
そうつぶやきながらクーレットにステッキを手渡す。
エリー
エリーの背中にタタママクの刃が届こうかという瞬間地に伏せる。
クーレット
視界の真ん中を、猛スピードで向かうグリフォンの末裔の……
クーレット
頭部めがけて、ステッキを振り下ろした!
簡捷なるタタママク
予想外の攻撃。叩き伏せられて地面を転がっていく。
簡捷なるタタママク
「う、ウミガメの末裔に……僕が……?」
クーレット
「おまえと同じ、救世主さまから力をもらったウミガメだ!」
クーレット
コートから見える足が、ダン!と地面を強く踏み。
クーレット
タタママクの元へ距離を詰める。
これも、6ペンスコインの力だ。
クーレット
クーレットは瞬間的な俊敏性を手に入れていた。
クーレット
「誰もあなたの悪行を止めなかったから」
クーレット
殴る。殴る。殴る。
その肉を柔らかくするように。
簡捷なるタタママク
もはや抵抗できずただ殴られ続ける。
クーレット
そのまま気が済むまで殴り続け、最後に腕を高く振り上げ……
エリー
ステッキが肉叩きとなりタタママクを打ちのめしていることは気にもとめていない。
GM
タタママクが動かなくなるのを、へたり込んだ武器屋が呆然と眺めている。
クーレット
「エリーさま! やりましたよ!」嬉しそうです。
クーレット
「……あ、はい! 大丈夫です! やっつけました!」
エリー
わざとらしい動きでクーレットをほめたたえる。
GM
「……噂で聞いたよ。バスカリオに逆らう救世主がいるって……」
GM
「単に言いなりになってるだけじゃつまらなかったから、こっそり武器を作っていたら、このざまだ」
GM
「あんたらみたいなのが現れたら、渡そうかと思っていたが……」
エリー
「そうだな。これらの武器は自分たちで使うがよい」
クーレット
こんなにもステッキが汚れていたことに気付かなかった。やりすぎちゃったか?
クーレット
「ぼくも、護身用のはありますし……」
と、包丁を見せて、しまう。
GM
「不死身と吹聴はしているが、俺はそんなはずはないと思っている」
GM
「そうじゃなかったら、周囲を兵隊で囲んで、屋敷にこもったりなんかしない……」
クーレット
「…………何か、隠しているのでしょうか」
エリー
「うむ、私たちもそこになにか秘密があるとみて探っているんだが……」
GM
「しかし、剣や矢が無数に突き刺さっても、なお笑っていた、と配下が自慢しているのも何度も聞いた……」
GM
「何か……条件があるのかもしれないな。傷つけるための」
GM
感謝は確かにあるが、二人を見る視線には、若干の恐怖が混じっている。
GM
「しかし、あんたは……どうしてこんなことを?」エリーに向けて。
エリー
「いや!いやいや!そもそもこの街で旅に必要なものが手に入りそうになかったし、バスカリオのことも気に食わないやつだったしだな!」
エリー
「とにかく……そう!私がたおさねばならないと思ったのだ!」
GM
視線が恐怖と言うか不安な感じに変わって、クーレットのほうを見た。
クーレット
「エリーさまのことを疑っておられるのですか……?」
クーレット
「ぼくはあの方がいなければ、殺されてたところだったんですよ」
GM
「まあ……なんだ。健闘を祈るぜ。
こうなったからには俺も反逆者の仲間みたいなもんだ」
GM
「ここまでやったんなら倒してくれねえと、色々と困るからな……」
クーレット
タタママクを倒したことにより、彼女の自信がぐーんと上がっていた。
GM
いつまでもここにいたら普通にしょっぴかれるので。
クーレット
「あの方は助けられましたが、バスカリオさまの不死身の秘密には、まだ辿り着けませんね」
エリー
「うむ。しかしどこかで秘密にはつきあたるだろう。もしくは、あとまだ2人いる四天王に聞いてみるのもいいな」
クーレット
「……いや、今みたいに襲ってくる可能性もありますね」
エリー
「情報は伝わっているようだからな。すぐにでも四天王の残りが来るかもしれないぞ」
クーレット
「はい! 他にもいろんなところ、ありますので!」
[ バスカリオ ] 疵:支配 : 0 → -1
エリー
シーンに出よう。シーン表振ってもらうのがいいかな?
クーレット
……武具屋を後にして、クーレットは街の治安が良くない区域を案内する。
クーレット
「こういうとこ、あんまり紹介したくないんですが……」
エリー
「ふむ。治安もよくなさそうだし、衛生面も劣悪そうだな」
クーレット
「割と、噂話が活発だったりするんですよね」
エリー
「なるほど、この街で情報が巡るのが速いのはここのせいか!」
クーレット
まともに相手したくない人達の間で醸成される、独特の雰囲気……
もしかしたら、バスカリオに異を唱える人も中にはいるかもしれない。
クーレット
……裏通りの人々に怪しまれないように歩きつつ、エリーに話を振る。
クーレット
「エリーさまは、ぼくを助けたときも、武具屋を助けたときも」
クーレット
「すぐ身体が動いたかのように、果敢に立ち向かっていきました」
クーレット
「どうしてあんなに早く、行動に移せるのですか?」
クーレット
決して俊敏とは言えない代用ウミガメにとって、あの素早さは憧れるものがある。
クーレット
だからこそ、コインを受け取った時、己の脚力が強化されたのかもしれない……そう、考えていた。
エリー
「いや、うむ……。どうしてといわれるとな、そのぉ……」
エリー
「クーレットを助けた時だって、バスカリオとは戦いたくないと思っていたし、そもそもトラブルに巻き込まれないように無視することもできたはずなんだ」
エリー
「でも、何かが起きているとそんなことを忘れて首を突っ込んでしまうんだ」
エリー
「そしてその時に思いついたことを行動に移してしまう」
エリー
「少し考えれば気付けたことや、もっといいやり方があったようなこともな」
エリー
「今思いついたことが最善だと思ってしまうんだ」
クーレット
話を聞き、ゆっくりと首を横に振って返答する。
クーレット
「戦いというのは、一瞬の判断が重要だ、と聞いています」
クーレット
「エリーさまのおっしゃる通り、確かに後からもっといい方法があった、と気付くことはぼくにもあります」
クーレット
「けれども、長考してしまうと、なかなか行動に移せないし」
クーレット
「その間、大きな隙が生まれてしまう可能性もあります……」
クーレット
「ぼくは長考しがちで受け見がちだから、エリーさまみたいな行動力がほしい、って思ってるんですよね」
クーレット
「結果的に誰かを救うことになり、感謝された」
エリー
「それだけでは済まされないことも多いだろう?何もかもを信じ切って、思い込みで行動するだけでは……」
クーレット
「エリーさま。あなたは、今は一人ではないでしょう?」
クーレット
「思い込みが間違っていたら、ぼくが訂正しましょう」
クーレット
「だから、その積極性を、誇っていいと思うんです」
エリー
そして私が、出会ったばかりのクーレットを信じられるのか?
エリー
自分のことをまっすぐ見つめる瞳に問いかける。
劃策するテニヴァン
2d+3>=7 (2D6+3>=7) > 8[2,6]+3 > 11 > 成功
[ 劃策するテニヴァン ] HP : 18 → 17
劃策するテニヴァン
1d6 横槍量 (1D6) > 4
クーレット
2d6+2+2-4>=7 判定(+愛)+ティーセット+横槍 (2D6+2+2-4>=7) > 3[1,2]+2+2-4 > 3 > 失敗
GM
横槍演出考えなかったな(どうせ失敗するだろと思っていた)
GM
では、話の途中ですが路地の反対側で例によって騒ぎが起こります。
GM
「バスカリオ様に歯向かった救世主を出せェ! 匿ってたら承知しねえぞォ~!!」
クーレット
彼があの騒ぎに向かうなら、それを止めることはしない。
GM
配下はデータのないモブなので瞬殺可能ですが、なんかもやっとした感じになります。
エリー
大事な話をしていたのに、クーレットの瞳から逃げるように騒ぎへ向かう。
クーレット
けれども、伝えたかったことが有耶無耶なままになってしまい。
クーレット
エリーがその場を去った後、自然と涙が零れだす。
エリー
私はまだ、クーレットの瞳を信じ切ることができずにいる。
クーレット
「(今のぼくが信じられるのは、救世主さましかいないのに……)」
クーレット
「(一人で相手するのは避けたいって言ったのは、紛れもなくあなたでしょう……?)」
クーレット
涙を拭いて、何事もなかったかのようにエリーに着いていく。
GM
二人はいろいろあって、微妙な収穫のまま宿に戻ることになりました。
GM
二人はどうしてますかね。気まずい感じですか?
クーレット
平静を装うとしてるけど、話しかけづらいですね……
GM
では、微妙な空気が流れているところに、部屋の戸がノックされます。
クーレット
そうだろうとは思ったけど、同意を口に出しづらい。
GM
武具屋ではなさそうな感じがドアの向こうから漂ってきています。
GM
表に出ていくと、涼し気な雰囲気の男が待っています。
GM
「あなたがウワサの救世主様でお間違い無いですね?」
エリー
「いかにも。違うと言ってもわかっているだろう」
GM
「自己紹介が遅れました。わたくし、バスカリオ様の配下──テニヴァンと申します」
エリー
「お前も四天王の、なんとかのテニヴァンとかいうのか?」
劃策するテニヴァン
「いやはや、あっという間に四天王のうち二人が倒されるとは恐れ入りました……」
劃策するテニヴァン
「我々に危機が迫っていることを、認めなければいけないようです」
劃策するテニヴァン
「……そんな状況を踏まえて、救世主様とお話がしたく思いました」
エリー
「なんとかのテニヴァンがお話といってもな……。何を話してくれるんだ?バスカリオの不死身の秘密とか?」
クーレット
「(えっ、そんな簡単に言ってくれるの……?)」
クーレット
エリーとテニヴァンの会話を、邪魔しないように見守っている。
劃策するテニヴァン
「あのお方は、確かに救世主の攻撃では死に至らないのですが……」
劃策するテニヴァン
と、傍に控えているクーレットに気づいた様子で。
劃策するテニヴァン
「おっと、ここからは重要な話……」
劃策するテニヴァン
「クーレット様とおっしゃりましたか? 済みませんが、席を外していただけませんか」
劃策するテニヴァン
「ここからの話は、余人には聞かれたくないのですよ」
エリー
「むしろクーレットの方が当事者じゃあないのか?」
劃策するテニヴァン
「バスカリオ様を打倒しようとしているのは、その少女のためだとでも?」
クーレット
どうして、あの末裔はあんなことを言ったんだ?
そしてこの問いかけは、エリーさまにとって真実なのか……?
クーレット
「た、確かに……ぼくがバスカリオさまに歯向かったから、エリーさまと出会ったわけで……」
劃策するテニヴァン
「バスカリオ様を倒すことが、果たして本当に彼女のためになるのでしょうか?」
クーレット
どういうことなんだ? とエリーを見る。
エリー
「……何がいいたい。クーレットは自分でバスカリオの支配に耐えられないからと……」
劃策するテニヴァン
「確かに、バスカリオ様がこの街の住民の暮らしに、少々負担をかけている事は知っております」
劃策するテニヴァン
「ですが、堕落の国で救世主の領主が欠けた街がどうなるか、も……もちろんご存知なのではないですか?」
劃策するテニヴァン
「まさか、その後のことなど考えていない……などと、仰るつもりではないでしょうね?」
劃策するテニヴァン
どっちも抉れそうだけど、「貴い産まれ」を抉ります。
エリー
めちゃくちゃどっちも抉れそうな切り口がきちゃった
劃策するテニヴァン
判定しますけど、横槍ありますか?
[ クーレット ] HP : 20 → 19
劃策するテニヴァン
チョイスって誰が振るんだっけ PL?(記憶喪失)
クーレット
choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 猟奇
クーレット
2d6+1>=7 横槍(+猟奇) (2D6+1>=7) > 11[6,5]+1 > 12 > 成功
クーレット
1d6 横槍効果量 (1D6) > 3
劃策するテニヴァン
どうしよっかな ティーセット使うか
[ バスカリオ ] ティー : 1 → 0
バスカリオ
2d6+3-3+2>=7 ゴクッゴクゴクッ(愛で判定します) (2D6+3-3+2>=7) > 9[4,5]+3-3+2 > 11 > 成功
劃策するテニヴァン
堕落の国には様々な脅威がある。
劃策するテニヴァン
少なくとも、この街をそれから守っているのはバスカリオなのだ。
クーレット
クーレットも、バスカリオがいなくなったあとの白霧街に及ぶ被害を考えたことはなかった。
クーレット
圧政から解放された後、住民が他の街に移り住めば良いのでは? とも考えたが。
クーレット
移動中に亡者に襲われてしまう可能性も高い。
エリー
そもそも近隣に街や村がないからこそ、エリーがここで補給を行おうとしたのである。
エリー
そんな土地で救世主の庇護がなくなれば、どうなるのかわかりきっている。
クーレット
エリーに新たにここを治めてもらうのも、ありかもしれないが。
エリー
テニヴァンの問いかけに答えることはできない。
クーレット
そして救世主が、エリーに倒されなかったら……
劃策するテニヴァン
「どうやら、あなたよりも我々のほうが、彼女を幸せにできるようですね」
クーレット
「だからって、現状維持のままじゃ、嫌ですよ……」
劃策するテニヴァン
テニヴァンに気を取られる二人の背後……
劃策するテニヴァン
その陰から手が忍び寄り、クーレットを取り押さえる。
劃策するテニヴァン
「どこに行ったって、変わりはしない」
劃策するテニヴァン
「ならば籠の中で、大人しくしているべきだ」
クーレット
気付くには遅かった。ウミガメは為す術もなく身動きが取れなくなる。
GM
テニヴァンの部下たちが、クーレットを拘束し、連れ去ろうとする。
クーレット
蹄を鳴らし逃れようとするも、複数人に囲まれては、力の差は力善だ。
GM
テニヴァンと部下たちが闇の中に消えていく。クーレットとともに。
クーレット
信じて、いますから。
その言葉は、エリーに届くこともなく、闇の中に消えていった。
エリー
一歩も動くこともできないまま、クーレットを連れ去られる。
エリー
いつもであれば口を開くよりも先に体が動いたはずだ。
エリー
しかしテニヴァンの言葉に、自分自身の選択の責任に気付かされてしまった。
[ エリー ] 貴い産まれ : 0 → -1
[ クーレット ] ティーセット : 2 → 1
[ エリー ] ティーセット : 1 → 0
GM
ここは白霧館。街の中央にあるバスカリオの居城。
劃策するテニヴァン
口調だけはうやうやしく、クーレットを引っ張って、謁見室に。
劃策するテニヴァン
「お連れしました。バスカリオ様」
劃策するテニヴァン
「あなたに歯向かう救世主の、仲間の末裔です」
バスカリオ
バスカリオと呼ばれた影は、かすかに身じろぎをして応える。
バスカリオ
もしくは、表情そのものが存在しないようにも見えた。
劃策するテニヴァン
「……このものの処遇、いかが致しましょう?」
劃策するテニヴァン
「生かして、救世主の人質といたしましょうか」
劃策するテニヴァン
「代用ウミガメの末裔としての本分を、全うしてもらいましょうか?」
クーレット
「……ッ!」代用ウミガメの末裔として、という言葉に反応する。
劃策するテニヴァン
「ふふ、そうだ、そうしましょう。我ながらいい考えだ」
劃策するテニヴァン
「あなたにとっては、彼女は亡き者であったほうが、都合がいいはずだ」
劃策するテニヴァン
「ギリゴを差し向けたのも、そういうことでしょう」
クーレット
辛抱強さ? 学者の素質? それとも……
劃策するテニヴァン
テニヴァンが嗜虐的な視線を、クーレットに向ける。
クーレット
本能が、今はその時ではないと訴えかける。
劃策するテニヴァン
「では、早速、コックの手配を──」
劃策するテニヴァン
「……はっ、失礼しました。差し出がましいことを……」
バスカリオ
「……そのものは、客室に閉じ込めよ。決して逃さぬようにな」
劃策するテニヴァン
クーレットの疑問に答えるものはいない。
クーレット
とりあえず、一命をとりとめたことは理解できた。
劃策するテニヴァン
テニヴァンは踵を返して、あなたを伴って謁見室を後にする。
GM
連れてゆかれた先は、バスカリオの指図の通りの客間。
GM
白霧街の宿よりもよほどいい部屋だが、窓は開かない。嵌め殺しだ。
クーレット
見た目だけはいいところだ、と思ってしまった。
劃策するテニヴァン
「……まったく、バスカリオさまは何を考えているのか」
劃策するテニヴァン
「では、くれぐれも大人しくするように」
クーレット
この状況下でなければ、この部屋で眠ればずっと幸せな夢だって見れるかもしれない。
GM
エリーから遠ざかったことで、コインの加護も薄れてしまったのかもしれない。
クーレット
取っ手を蹴り飛ばして、破壊できないか試そうとしても。
クーレット
豪華な部屋だが、どうも落ち着かない場所。
クーレット
「バスカリオさまを倒してからのほうが、いい」
クーレット
それに、確かに食べられることを望んではいるが……
クーレット
全く心を許していない相手の胃袋に入るよりは。
クーレット
この人になら、と決めた者に食べられたほうが、嬉しいに決まっている。
クーレット
彼が助けに来てくれることを、待つことしかできなかった。
クーレット
分け与えられたコインを握りしめても、心の支えにしかならないが。
GM
エリーは果たしてクーレットを救出することはできるのか。